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生路

わたしは今日もあの喫茶店に向かう

いつもとはちがう道を歩いて。


自分の家の徒歩圏内に

歩いたことのない道、見たことのない景色、聞いたことのない声がこんなにも溢れていることに驚いた

当たり前のことなのにとても新鮮だった


いつもとちがう道を歩いた


たったそれだけの出来事

そこに転がるのは「人を理解する難しさ」

両親や兄弟、そんな身近な人のことでさえ
わからないと思うことがある

その人の100%を理解するなんてことは不可能なのだ

喫茶店という目的地が同じでも
そこまでの道を変えただけで全ての見え方が変わる

たくさんの新しい発見がある

同じ家に帰る家族
同じ学校に通うクラスメイト

人生という長い時間で見ても
今日という短い時間で見ても

そこまでの道が1本ちがえば

辿り着くまでに躓いた数が1つちがえば

それだけ異なる思考・感情をもつ人間が出来上がるに決まっている



あの人が歩いた全ての道を辿ることはできない

それ故に人を理解するというのは難しい



わたしは

自分の夢を語った誰かより
過去を語ったあなたを大切にしたい


そんなことを考えながら今日も帰路に着く



さいごに

2024年も残すところあと2日💭

家に帰って今年の道のりを語り合ってみたり
故郷に帰ってあの日の通学路を歩いてみたり

そういう一年の締めくくりってのもありですね

このnoteもわたしの大切な足跡のひとつとして
残していけたらいいなと思います📖

ここまで読んでくださった心優しいみなさんが歩く道に、可憐な花が咲きますように🙏🏻

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suzu
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