用語集: 「コングロマリット・ディスカウント」

今回は「コングロマリット・ディスカウント」についてコメントをさせて頂きます。 なにやら長ったらし単語ですね。

「コングロマリット・ディスカウント(Conglomerate Discount)」: 複数の事業を有する企業の企業価値が、個別の事業の価値を合計した総額よりも小さくなっている状態です。たとえば、ある部門は、利益を沢山上げているのに、他の部署が赤字であり、黒字の部署から資金を廻し、全体の価値を下げてしまうということです。

引き合いに出されるのは、東芝さんでしょうか。 東芝さんは半導体などの調子のいい部署があったのに、他の調子のいまいちの部署がありそちらに資金の補填を行っていました。 とすると、これを一度バラバラにし単品だと総額6兆円になるかもしれませんが、コングロマリット的運用だと時価総額が2兆円ぐらいの評価になってしまうかもしれません。

これが「コングロマリット・ディスカウント」の実例です。 現実的に、細分化し得意分野を伸ばす道が、会社としての価値を上げることになると思います。 

これは、日本の学校にも言えると思います。 数学の得意な生徒に、無理やり他の分やでバランスよく点数を取らせるより「数学」でぴか一になってもらった方が、世の為、人のためで、本人の人生の時間の節約にもなるでしょう。

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