社員A / 社員Aの世間観察: 「標高と海抜の違い」 <ー 知識が不足していました~
今回は「標高と海抜の違い」についてコメントをさせて頂きます。
「標高と海抜の違い」とは?
「標高と海抜の違い」: 標高(Elevation)と海抜(Altitude)は、地理や測地学において使われる概念で、地表面の高さを表す用語ですが、異なる意味を持ちます。
標高(Elevation): 標高は、地表面の高さを水平面からの垂直距離で表したものです。一般的に、地球上の特定の地点の標高は、その地点から最も近い海抜ゼロ(通常海面)までの垂直距離として測定されます。標高は、山や丘などの地形の高さを表す際に使用されます。また、山岳地帯の場合、標高が高くなるほど気温が低くなる傾向があります。
海抜(Altitude): 海抜は、特定の地点の高さを平均海面(通常海面)からの垂直距離で表したものです。これは、地球上の任意の位置における高さを、海面との相対的な高さとして示す方法です。例えば、海抜100メートルという場合は、その地点が海面から100メートル上に位置していることを意味します。海抜は、航空機や山登りなど、高度を重視する場面でよく使われます。
一言では:
「標高」:日本では東京湾の平均海面を基準とした土地の高さ。
「海抜」:近くの港湾の平均海面を基準とした土地の高さ。
実際は?
「標高」とは、基準面から測定したある地点までの垂直距離のことです。日本では東京湾の平均海面(1873年から6年間かけて測った東京湾の平均海)を基準(ゼロメートルを基準面とした高さを「標高」としています。
実際の基準: 現在は、関東大震災や東日本大震災の影響で24.39メートルとなっています。
東京都千代田区永田町1丁目
東京湾平均海面標高24.39 メートル
ここを基準として主な道路ぞいに約2kmごとに水準点が設置されています。
「海抜」は、近くの海の平均海面からの高さを基準にしています。