ボードゲーム紹介 ソレニア編
こんにちは。閲覧ありがとうございます。
第1回なので有名どころにするか迷いましたが、最近買ってお気に入りの「ソレニア」を紹介していきますます。
イラストとか世界観がすごく好きなゲームです。
設定としては昼と夜の周期がなくなってしまった惑星ソレニアでプレイヤーは飛行船に乗る運び屋となります。
そして各地を巡りながら資源を集めながら都市で資源を必要としている人々に荷物を届けに行く、というゲームです。
このゲームは飛行船の飛ぶフィールドと運び屋のアクションを表す手札カードからできています。
手札カードは中央に穴が空いており、フィールドにカードを出すと穴からフィールドのアイコンが見えるようになっています。フィールドにカードを出すときは原則として飛行船のある土地またはその周りの1マスに手札カードを出します。(例外のルールもありますが割愛)
手札カードには0〜2の数字が書いてあり、その数字の分だけ穴から見えるフィールドのアイコン(資源、星)のアイテムを獲得できます。(星はゲームの勝敗を決める勝利点になります)
ここで重要なのが0のカードになります。まず0のカードはアイテムが獲得できません。さらに0のカードが出ると飛行船が前進します。
ここでポイントとなるのが飛行船が移動すると手札カードの出せる場所が変わるところにあります。このゲームは荷物を届けるために資源を集めていきますが、他のプレイヤーが飛行船を動かしてしまうと自分の置きたかった場所に置けなくなってしまうことがあるのです。
そしてソレニアもう一つのポイントが設定にもあった昼と夜です。集めていく資源は昼の土地では木と麦、夜の土地では石と水といったように、昼と夜で決まった資源しか得られません。さらに北半球、南半球で分かれているので、1度昼の世界に入るとしばらくの間(飛行船の移動が5回)は夜の世界の資源である石と水が回収できなくなってしまいます。
そのため、0の手札カードの使い道がとても重要になります。自分の欲しい資源を回収するために動かしたり、相手が欲しそうな資源を回収できないように動かしたりと駆け引きがあります。
ただ昼に夜の資源が全く手に入らないという訳ではありません。フィールドに出した手札カードにはもう1つの役割があります。それがフィールドの切り替え時のボーナスです。
このゲームのフィールドは5枚のプレートからできています。0の手札カードが出されて飛行船が動く際に一番後ろのプレートを一番前に移動させます。
このプレートを移動させる際にプレートに乗っている手札カードに対応したボーナス(資源や星)を貰うことができます。これにより昼間でも夜の資源が手に入ることがあります。
その一方でプレイヤーが持てる資源には制限(基本プレイなら10個まで)があります。なのでたくさん貯めて後で荷物と交換とはいかず、タイミングをみて荷物と交換していかなくてはいけません。
さらに荷物を届けるためには都市に手札カードを出す必要があります。そのため、どんなに資源があっても都市に行けずに荷物が届けられない…なんてことも。
また届ける荷物は必要な資源の個数によって貰える勝利点が違います。荷物を届けるタイミングが限られるので大きな荷物を届けられると有利になります。ただそうすると逆転が難しくなってしまうので、荷物にもボーナスがあります。
荷物の依頼にも昼の都市の依頼と夜の都市の依頼の2種類があります。この昼と夜の都市の両方に荷物を届ける事でボーナスが入ります。ボーナスだけで高得点を稼ぐのは難しいですが、勝利点の少ない荷物を運搬した方がボーナスは貰いやすくなっています。
手札カードを全て使い切ったところでゲームが終了となり、ゲーム中に得た勝利点と運んだ荷物による勝利点を精算して一番多く勝利点を集めた人の勝利となります。
以上でゲームの説明は終わりになりますが、プレイしてみるとバランスの良さが分かります。
手札カードはランダムで引きますが全員同じカードを使っているので公平ですし、ダイスのような完全な運要素はありません。とはいえ他のプレイヤーの行動によって自分ができる行動が大きく変わるという点でランダム要素もあります。
そしてフィールドとなるプレートをゲーム中に動かすので、先が読めないドキドキ感があります。後は単純にゲーム中にフィールドを動かすっていう作業があるお陰でただ手札を出していくよりも楽しさがあります。
フィールドの移動とか色々な要素はありますが、いくつかボードゲームを遊んだことのある方なら説明書をみて少し触ればすぐに慣れると思います。
まだ知名度というかプレイ人口が少ないゲームだと思うので、この記事で興味が出た方は是非遊んでみて下さい!
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。