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#85 REDRUM - 毎日投稿45日目

気分が上向かない時は、めちゃくちゃエッ◯な事を考えるか、めちゃくちゃ怖い映画を見ると良い。
以前勤めていた会社の同僚に相談した時にもらったアドバイスです。

脅威に直面したとき、人はよく言われる「闘争か逃走か」反応のどちらかを示す。その場にとどまって恐れの感情の原因に立ち向かうか、あるいは危険を回避するためにそこを離れるか、だ。

いずれにしろ、この反応は体のさまざまな器官と結びついている「交感神経系」によって引き起こされる。危険な状況を察知すると、このシステムが無意識に反応を呼び起こし、心拍数と血圧が高まり、多くの血液が筋肉へ送られて、脅威に対処できるよう体を整える。

だが、脅威が去った、またはそれが本物ではないとわかれば、気分を落ち着かせる「副交感神経系」が後を引き継いで、体の「安静と消化」反応を呼び覚ます。これが、脅威が過ぎ去った後に感じる安堵感の一因かもしれない。

人はしばしば、ホラー映画を見た後の安堵感から楽しい気分になることがあると、米テンプル大学のメディア研究教授ジョン・エドワード・キャンベル氏は指摘する。精神科医のズラティン・イワノフ氏もこれに同意して、怖い映画を見た後に脳が自分で自分を落ち着かせる能力は、神経化学的には楽しい感情と同じといえるだろうと語った。「『安静と消化』という脳の反応に関連して放出されるドーパミンが、幸福感を高めるためです」

日経新聞ホームページから引用

科学的に証明されているわけではないそうですが、効果的であるという事は研究されているようです。同僚が教えてくれた事は全くエビデンスがない訳ではなかったんですね。
(他方、うつ病など不安系の障害を抱えている人は再発の恐れがあるので見ない方が良い、と言う方もいます。主治医とご相談の上判断してください。)


今日はホラー映画の名作と言われる『シャイニング』を見ました。

映画感想の記事ではないのでサラッとしますが、圧倒的な恐怖に脅かされるというより、真綿で首を絞められるような、ジワジワと不気味さが迫り、気がつくと恐怖に蝕まれている。恐怖に心が掴まれ、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。主演のジャック・ニコルソンの徐々に狂気に染まっていく演技は特に見応えがありました。

見たことによって気分が晴れたかどうかはかなり微妙なところですが、集中できない状態が続いてる中(娯楽作品とは言え)2時間釘付けにされるほど没頭できました。気分が晴れない時って創作に触れよう、という気持ちにもならない事が多いので……個人的には良かったかなと思います。少なくとも天井とスマホだけ眺めて過ごす時間よりは遥かに有意義でした。

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