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車輪

「お前は車輪が全部真っ直ぐ直列で繋がってるから、どこか一つでも止まると全部止まる。普通の人は軸がいくつかに分かれてるからどれかが止まっても他が動いてくれるけど、お前にはそれがない。取り敢えず直列で繋ぐの止めろ」

新卒の時、特にお世話になった先輩から言われた言葉が、今も胸に残っています。言ってることは当時もよく理解できましたし、今になっても、的確に僕という人間をよく言い表してるなあと思います。

この先輩と一緒に働いた期間はそこまで長くないのですが、とても思いやりがあり、面倒見が良く、知識も人望も信念もあり、さらに音楽の趣味も近く、まあこだわりが強い分面倒臭いところも正直かなりありましたが、大好きな先輩でした。(ご存命です)


で、私が走る時の車輪は全部直列で繋がれていて、一つ止まると全部一気に止まってしまうのは今も変わっていません。先輩すみません。

怒り、不安、焦り、憂鬱、孤独感。
外部からもたらされるものもあれば内部で醸造されるものもありますが、こうしたネガティブな感情は簡単に車輪の動きを鈍くして、動きをピタッと、いとも簡単に止めてしまいます。

再出発しようといろんな場所に潤滑油を差しても、一度止まったものをもう一度動かすのには、走っている間とは比べ物にならないくらい物凄いエネルギーが必要で、走り出すまでの間に今度は燃料切れを起こしてしまう。

他の人はメインが止まった時用にすぐ再出発させる為のサブの機関があり、原因を特定してそれを解決するまではサブ機関でゆっくりでも動き続ける、みたいな事ができると思っているんですが(多分)。

僕にはどうもそう言う機構が今ひとつ理解できず、とにかく真っ直ぐに繋がれた車輪だけで前進しようとしています。

よく言えばガムシャラで不器用、一途みたいな言い方もできるかもしれませんが、今この現状においては自分が憎く、惨めったらしくて怒りが湧いてきます。そんなだからお前は、という誰ともない言葉が聞こえてくる気がします。


まさにネガティブループの一歩手前。
マインドフルネス(瞑想)で心を落ち着けようとか、こうして文章にぶつけて少しでも気晴らししようとか、そんでこれ書き終わったらさっさと寝て明日美味しいご飯でも食べに行こうとか。
現状をある程度把握して対処法を思考できるだけ、いくらかマシにはなってるのかもしれません。

目標をゴリゴリに下げまくった日々のタスク達成。
その継続で保たれた極々小さな自己肯定感が、3ヶ月近く続けたことで多少育まれたのかもしれません。今日は筋トレしんどいから腕立て5回でセーフとかほんとそんな感じなんですが、続ける事に意味があるって来年くらいにはもう少し胸を張って言いたいものです。

それにしても、集団や社会など、沢山の人に囲まれている中での孤独ほど、孤独を実感できるものはありません。1人でいるのはただ1人なだけ。本当の孤独は誰かと一緒にいる時に生まれるんだなって、つくづく実感します。

明日はもう少し前向きに過ごしたいものです。
僕含め多くの人にとって良い日になりますように。

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。



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