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親指はSNS専用

先日とある映画を見に行きました。
本当はその感想を書こうと思ったのですが、これがまーーーた難しいです。
映画を見終えた後に喫茶店に駆け込んでメモ帳に感想を書き殴ったのですが、この時ノートPCを携帯していたか、あるいはスマホからnoteを開き、メモ帳に書き殴った内容をそのまま残しておけたら……と反省しています。

言い訳


なら普通にスマホから投稿すれば良かったのでは?

それは本当にそうです。ただ、どうも手書きとタイピングとフリックだと、頭で考えてる事は同じなのに、アウトプットされる形がどれも微妙に違ってきます。皆様そんな経験ないでしょうか。

普段と違う包丁を使うとか、普段ベースは指で弾くけどピック弾きを要求されたとか、色も太さも同じだけどグリップ感が違うボールペンで絵を描いたとか。そういう、最終的に出力される形は大体同じ方向性に収まるけど、なんとも言えない違和感を抱くような経験。例えが分かりづらくて恐縮ですが、なんかそんな感じです。

アウトプットの手段を変えれば大層なものを生み出せるのかどうかは一旦置いといて、映画の感想で乱雑になった頭の中をクリアにするには、スマホでは不十分なんです。

私の親指はTwitter(現X)やその他SNSで、ネットスラングとミームに塗れたしょうもない(本当にしょうもない)やり取りをすることに慣れすぎてしまい、真面目な文章や頭をクリアにできるほどの真っ直ぐな文章は作れなくなってしまいました。

まあそれは冗談にしても、手書きの方が自分の望んだ形に近く、かつあまり考えずに出力できる事が多いのは、タイピングやフリックより手書きの方が体と脳に馴染んでるから、比較的素直にアウトプットされやすいんだと思います。多分。


ドキュメント映画『くるりの映画』の中で、ボーカル岸田さんが浮かんだ歌詞やイメージをスマホにメモを取る姿がありました。今最も馴染んでいる方法だからスムーズに書き出せる、といった事を話していました。(うろ覚えですが概ねそんな感じのシーンです)
岸田さんにとってベストなアウトプットがスマホのフリック入力かどうかなんてのは議論する余地もないほど的外れな話ですが、少なくとも歌詞の土台をメモするにはベターな手法なのかなと思います。

ちなみにこの映画は、ロックバンド『くるり』の(当時の)新アルバム制作にあたり、オリジナルメンバーである岸田さん、佐藤さん、森さんが集まりスタジオやライブで音楽を追求していく様子が描かれています。素敵な映画なので未聴の方はぜひご覧になってみてください。


映画や作品の感想は、それこそTwitterのような短文での投稿や友人との会話の中で交えた事はありましたが、こうしてしっかり考えをまとめ、あらすじから所感までしっかり書き切経験はありません。評論やレビューを投稿している方の凄さを改めて感じました。

読書感想文?知らない子ですね。


以上、言い訳でした。経験値を積む意味でも早めに感想を投稿したいです。

ちなみに皆様フリック入力って両手でできますか?
先日私の友人が両手フリックで爆速入力しているのを見て驚きました。
私も試してみたんですがめっちゃ難しいです。やった事ない方は是非チャレンジしてみてください。

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。



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