[Ep.14] 謙虚と卑屈と男と女
▶️ Beside the Seaside はこんな番組
人も事象も生き方も、決して一面からだけではとらえられない。
東京と茨城の海沿いの街との2拠点生活をしている2人が、人生のA面、B面、C面について、あれこれと語る言語化雑談番組です。
毎週水曜 17時配信。
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Ep.8:に対するアンサーソングつくってきた/謙虚さが足りないミサキさん/褒め言葉に対するちょうど良いリアクションって?/ロールプレイングしてみよう/行き過ぎた謙遜でいつの間にか自家中毒に/謙遜と卑屈/謙虚さを強要する姿勢はもはや謙虚じゃない
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▶️ B面のはなし
アナザーソングでした。
褒め言葉に対するリアクションに対して「謙虚さが足りない」と指摘されることが度々あった髙橋の経験談から、今回は「謙虚さ」について、2人で語りあってみました。
私としては、マヨさんのEp.8:に対するアンサーソングのつもりで作詞してきたはずが、よくよく聞けば、「謙虚」というキーワードが共通してただけのアナザーソングでした。いや、失敬失敬。
さて、番組内でもお話しした通り、褒め言葉に対しては、最大限に自惚れたリアクションを返し続けてきた私。そうやって肯定的に受け入れた方が、褒めた相手も気持ちいいだろうとさえ思っていました。
しかし、今回の収録を通して、というか、ロールプレイング中のマヨさんの反応を見るにつけ、自惚れも度が過ぎると相手を困らせてしまうものなのだ、と実感しました。
「波風を立てない円滑なコミュニケーションを楽しむために、謙虚な姿勢を身につけた方が良いですよ。」
いま思うと、私に謙虚であれと指摘した彼らが伝えたかったのは、そういうことだったのかと。なるほど確かに、「お約束」的な美しさ、様式美、ってのもありますもんね。
そうやって理解を示せる部分もあった一方で、自分に自信がないのか「もはやそれは卑屈では?」と思ってしまうくらいの行き過ぎた謙遜に対しては、未だその美しさは理解できないままではあるのですが。
ところで、仏教には「卑下慢(ひげまん)」という言葉があるらしく、自分はだめだと評価することに自惚れる高慢さを指すとのことで。
番組終盤、「謙虚さでマウンティングしてない?」「謙虚を強要する姿勢が全く謙虚じゃないね」などと話していたのですが、そこに通ずるものがあって驚きました。
どうやらやっぱり、一見謙虚な振る舞いから透けて見える高慢さや傲慢さが、私をモヤつかせていたようです。