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アナリスト伊藤の振り返りノート ~P.2 群馬クレインサンダーズ戦~

開幕節を2連勝して迎えた群馬戦。

noteも2本目にして早くも山場が来た気持ちだ。

特に今シーズンからビーコルを応援してくださっている方々やバスケを見始めた方々にとって初の連敗。
今節はブースターの方が気になる・心配になる点が多いだろうな、と思っていた。

まずはGAME1の相手のスタッツから見ていく。

☆群馬クレインサンダーズ
#4トレイ・ジョーンズ 27min 9pts 8ast
#25ケーレブ・ターズースキー 28min 20pts
(pts = 得点 ast = アシスト or = オフェンスリバウンド)

トレイ・ジョーンズ選手はかなりの点取り屋。昨シーズンは平均20.3得点という記録持っていて、平均得点ではリーグで5位だった選手。平たく言えば相手のエースで、当然最大限の警戒をしていた。
結果的には9点に抑えられたのだが、8アシストとかなりパスを供給されてしまった。この日ビーコルは相手に自由を与える場面が多く、26アシストを許していた。

そのアシストの恩恵を受けたのが#25 ケーレブ・ターズースキー選手だったんだ。
高さを活かしたゴール下で20得点決められてしまった。
去年は平均11.1得点で、20点はキャリアハイに並ぶ得点。

明日の試合は今日の試合を映像で振り返って学んだところを活かして、よりチームでまとまってフィジカルに、強くプレーしないといけない。

ディフェンスの部分でもっと激しくしないといけないということをシーズンの最初で感じることができ、成長材料になる試合になった。

GAME1 #15デビン・オリバー 試合後コメントより

これはデビン(15 #デビン・オリバー )のGAME1の試合後コメント。
デビンも言及している通り、相手と距離を詰めて接触を嫌がらずに、まずは自分達の守りのできることをしっかりやろう、というのがチームでの再確認事項だった。

個人としては情報を与えすぎていなかったかどうか改めて確認していきたい。
失点を防いで得点を獲るために色々な要素を選手に伝えるが、それが多すぎなかったかどうかの精査をしなくてはならない。
情報よりもまずは選手が100%の動きをできることが最優先。

スーツケースで登山に行かない、というのが的を得ていると思う。
多すぎる情報(荷物)はパフォーマンスの発揮に影響する。

少し話は逸れたが、コメントの通りにGAME2ではディフェンスで改善が見られた。

☆GAME1→GAME2
相手の得点 100→81
相手のアシスト数 26→18
相手の得点におけるペイント内の割合 50.0%→29.6%
ビーコル ディフェンスリバウンド数 22→27

そもそもの得点を減らしたことはもちろん、アシストを減らしたり
ペイント内で得点される機会を減らせたりしたことは良かったと思う。
ビーコルのディフェンスリバウンド数が増えたことも良かった。

逆にビーコルはペイント内での得点を増やしていきたい。
ペイント内での得点が12点、アシストが11は少ない感じがする。
3ポイントが良いだけにバランスが取れてくればもっと良くなると思う。

ここで少しピックアンドロール(Pick and Roll)の話をする。
短い時間でペイントに侵入できるプレーで、最近のバスケットボールで最も多く見られるプレーの1つ。
これを知っているとバスケの観戦力がアップすること間違いなしだ。

バスケ未経験の方やもっと詳しくなりたい人にも優しいnote。

GAME1

上の画像の場面はよく見られると思う。この時の選手の思考は、

勇輝(5 #河村勇輝 )→自分を守ってくる選手に邪魔されずにシュートを打ちたい。
ジョシュ(40 #ジョシュ・スコット )→勇輝を自由にプレーさせたい。

という感じで、勇輝は左にいるジョシュの近くを通過することでディフェンスが自分をマークできないようにする。

この時点でジョシュのディフェンスは1人で勇輝とジョシュの2人を守らなくてはいけなくなる。ビーコルが数的有利を作り出せているということ。
数的有利を作られないために守りはあの手この手を尽くす。

例えば、

GAME2

今は京都のマシュー・ライト選手が勇輝をディフェンスしているが、このまま勇輝に右にドライブされると数的有利を作られてしまうから、

CJが勇輝を守ることにした。スイッチディフェンスと言われたりするが、これならCJが勇輝を、マシュー・ライト選手がエド(32 #エドワード・モリス )を守れば良いから数的有利はできない。その代わりにCJが足の速い選手を、マシュー・ライト選手が体の大きい選手を守る必要がある。
ディフェンスとしては数的不利を解消するために質的不利を選んだということ。

勇輝が大きい選手の上から3ポイントを決める状況が多いのはこういう守り方をされやすいから。対戦相手が勇輝を含んだ数的有利をどれだけ警戒しているかが分かる。

このnoteをここまで読んでいただいた皆さんは、一度対戦相手の分析のつもりで前節の琉球vsSR渋谷をバスケットライブで見ていただくと数的有利と質的有利についてもっと分かるようになると思う。
SR渋谷もルカHCの下で理論に基づいて徹底されたバスケットボールをしているし、それを守る琉球との駆け引きが見ていて面白かった。

ビーコルのバスケとはまた毛色が違うが、強いバスケの1つであることは違いない。
今バスケットボールを部活やクラブで取り組んでいる学生も、見ると勉強になるんじゃないかな。映像を見ていてそう感じた。


少しプレーの解説をしたが、こういったプレーを流動的に色んな選手が使っていく、ビーコルのバスケの完成形を目指していきたいと思う。

まずは琉球戦、GAME1の第1Qが勝負。

昨日の負けから学び、今日の試合に臨んだ。負けは負けだが、最後の最後まで、昨日とは違った負け方だったと思う。勝てればベストだったが、最後は自分たちの実力不足。とても悔しいが、シーズンが始まってまだ4試合だし、来週はホーム開幕節で絶対に負けられない。チーム一人ひとりが、次の試合をどうしたら勝てるのかを考えるべき。一人ひとりが(群馬戦の)ビデオを見て振り返り、来週の試合につなげたい。

GAME2 キング開 試合後コメントより

開(23 #キング開 )もGAME2後のコメントで述べている通り、負けから何を学ぶかがとても大事。あと56試合、特にあと22試合の「GAME1」を残している。

タイトルを獲得するための正しいプロセスを積み重ねていきたい。



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🔗群馬クレインサンダーズ戦見逃し配信はこちら
10/14(土) GAME1:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/501321?utm_source=club&utm_medium=YB&utm_campaign=club_YB_011

10/15(日)GAME2:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/501322?utm_source=club&utm_medium=YB&utm_campaign=club_YB_011


今週末は#琉球ゴールデンキングス 戦 🌺
天皇杯・チャンピオンシップと悔しい思いをしてきた相手をホームで迎え撃つ時が来ました!

応援よろしくお願いします🏴‍☠️

📡琉球戦のご視聴はこちら
🗓️10/21(土) GAME1 15:05TIPOFF:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/501349?utm_source=club&utm_medium=YB&utm_campaign=club_YB_011

🗓️10/22(日) GAME2 14:05TIPOFF:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/501350?utm_source=club&utm_medium=YB&utm_campaign=club_YB_011


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