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センスが宿る。

家族でお出かけしたとき、フォトスポットで順番まちしていた。
前にも家族連れが並んでいた。前に並ぶ母親はオシャレなサングラスに紫のワンピースをスラリと着こなしインスタグラマーのような風貌だった。
撮影の順番ギリギリに父親が来た。その父親もまぁスタイリッシュで、無精髭、男クサくもスマート、軽いオシャレさを兼ね備えた印象だった。

その家族が撮影。初めは子供と母親だけで父親が撮影していたが、おしゃれ父親が振り向き「イイっすか?」とサッとカメラを渡されて写真撮影をお願いされた。

そして自分たちの撮影。少し様子を見ていたオシャレな母親にカメラを渡して家族で写真を撮ってもらった。

この一連の所作がとてもスマートに感じた。センスが宿る。

若い頃ならそんなことに多少の嫉妬を抱いていた。いわゆる雰囲気で得をしている、というヤツだ。。しかし、よく考えると「一言添えて、カメラをサッ渡す」という行為を拒否されずに1ステップでできているだけであり、ここが2ステップにすれば良いだけである。
例えば、「ちょっと、見て、申し訳そうな顔をして、一言添えながらカメラを渡す」でも全然いいじゃないか。

それで、ええねん。嫉妬せんでもええねん。

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