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米国の関税を巡る報道が錯綜するなかドルが上昇、トランプ政権はカナダ、メキシコへ25%の追加関税発動へ FX・デイリーレポート2025.2.3(2025.1.31)

株式会社B.C.Aマネージメント
投資助言部
外国為替グループ


ドル(ドルインデックス、DXY)

 31日の外国為替市場でドルが主要通貨に対し上昇した。ドルインデックス(DXY)は一時的に下振れする場面も見られたが、東京時間帯序盤からニューヨーク時間帯終盤まで全般的には堅調に推移した。トランプ政権による関税政策への先行き不透明感や米連連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペース鈍化懸念を背景としたドル買いが継続した。この日は、カナダとメキシコへの25%の追加関税を巡って報道が錯綜した。ロイター通信社はニューヨーク時間帯に関係筋の話として「トランプ大統領はカナダとメキシコへの関税発動を3月1日に延期する見通しだ」と報じ、これを受けてドルは売りが強まり一時107.79付近まで下落した。ただ、その後にホワイトハウス報道官が記者会見でカナダとメキシコからの輸入品対し2月1日から25%の追加関税を課す方針だとし、ロイター通信の報道を否定したことを受けドルは急速に買い戻される展開となり、終盤には108.56付近まで上昇した。

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