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腹痛恐怖症とうんこマンの罪

小学生の頃、学校のトイレで個室に入ることは「うんこマン」という不名誉なあだ名を背負うことを意味していた。クラス中からからかわれることを恐れ、たとえお腹が痛くなっても学校で大ができなかった。

大チャンスは授業中に体調不良を偽って保健室に向かうふりをしてトイレに駆け込むことだった。しかしそれさえも音でバレないようにと誰もいない最上階まで登ってからする始末だった。

登下校中は学校よりさらに危険だ。自宅から学校まで2.5km、子どもの足では1時間かかる。その上、田舎なのでトイレを借りれるような商店は一切ない。

絶望的な状況の中、腹痛への恐怖と戦いながら幼少期を過ごした。

そのため、今でも外出先で腹痛に襲われることを異常なほどに恐れている。外出前はトイレにこもり「お腹が痛くなりませんように」と神に祈りを捧げるのが習慣になっている。

トイレに自由に行けることは人権でありであり、人間の尊厳を踏みにじるようなクソみたいな時代を繰り返してはならない。


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