シアトルでデモに出会った話
先月の、アメリカで起きた警察官の拘束による死亡事件のことを発端に、日本でも広がりを見せている、Black Lives Matterのデモの話。
大学の2年生の春休み、シアトルに居たときの出来事。
時期的に、ちょうどトランプ大統領が就任して半年くらい経った頃。
なんのきっかけか忘れたが、シアトルのダイバーシティに興味があるという話をしたら、現地の大学生がシアトルのキャピタルヒルという場所を紹介してくれるということになった。
キャピタルヒルは、シアトルの中でも特にLGBTなどが集まっているエリアで、ゲイバーとかが集まっているエリアで、現在”自治区”といって暴徒が占拠しているエリアがちょうどここ。
確か、夜の7時か8時ごろに待ち合わせをしていたが、1時間くらい早くついて歩いていると、コミュニティカレッジにお祭りか?と思うくらい人が集まっていた。
何かわからずにみていると、時間になったのか警察官っぽい人が交差点に来る車を止めた。
そこから、カレッジから人が続々と出てくる。全員が合わせて”Black Lives Matter”と言いながら歩いていた。
いってる意味がわからなかったので、Google 翻訳で意味を調べると、”黒人の命の問題”と出てきたと思う。だいたいの意味は分かった。
人生で初めてデモというものに出会って、最初はすごく怖かった。それこそ、暴徒化するといったニュースも頭の片隅にあったが、僕が見たデモはものすごく平和的だった。
参加している人は、主に白人系の方が多い。シアトル自体、黒人が多いエリアではないというのがある。若者が多かったと思うが、細かいことはあまり覚えていない。
その後、現地の大学生に「さっきデモを見た」って話をしたら。「ああ、それねっ」って感じだった。SNSとかでたぶん広がっていたのかなと思った。