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サンライズに乗ろうと誘われた以外何も決まってない旅 1日目

2ヶ月前、友人(鉄)にサンライズに乗ろうと誘われた。

ちょうど、神戸→東京の交通手段が欲しかった僕は行くと言った。

2ヶ月後、新型コロナウイルスの流行により東京の予定がなくなってしまった。東京に行く意味が無くなってしまったが、折角のサンライズ、久しぶりの乗り鉄の旅をすることにした。

2日前、寝台券の手配を完全に友人に任せていた僕はそういえば大事なことを聞いていなかった。自分が乗る列車はサンライズ出雲号なのか、サンライズ瀬戸号なのか知らなかったのだ。

急に決まった四国行き

昨年の10月に高知、今年の1月に愛媛と香川に行っている僕は、徳島に行くことにした。

神戸から徳島に行くには淡路島に橋がかかっているおかげで、高速バスで1時間半ほど。およそ3000円。

意外と高いなと思いつつ、他のルートも探ってみた。

そこで見つけたのが「とくしま好きっぷ」だ。(日本語の不自由な僕は「とくしま”ハオ”きっぷ」と読んでいたけど、「とくしま”す”きっぷ」ね。)

難波駅から和歌山港までの南海電車、和歌山港から徳島港までの南海フェリーの料金が含まれて2200円。正規料金だと和歌山港から徳島港までのフェリーだけで2200円なので、南海電車の利用料が実質タダというお得なきっぷだ。

フェリーに乗る

阪神と南海を乗り継いで、和歌山港まで着く。ここまで2時間。

和歌山港では、駅からそのまま連絡通路があり雨が降っていたが濡れずに船まで入れた。

乗った船は、フェリーあい。昨年の12月の就航した、超新しい船だ。

船酔いをしやすいので、フェリーに乗るときは甲板で過ごすのだが、雨のため甲板には入れず、カーペットの上で寝転んでいた。船は2時間15分ほど。移動に飽きた。

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徳島に着く

連絡バスを使って、徳島駅に向かう。

徳島駅を降りてまず目に入ったのが徳島そごう。今年の8月に閉店することが発表されていて、徳島県は日本で最初の百貨店無し県になるはずだった。

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外出自粛のせいもあり、客足はあまり多くはない。屋上には小さな遊具とゲームセンターがあったが、そこの音が悲しげだった。

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そごうを出ると、阿波踊り会館の看板が見えたので、そのまま歩いて行った。阿波踊り会館では、観光協会の方(?)が「今日は人出がすごく少ないからゆっくりと見れます」的なことを言ってた。やっぱり今日は少ないんだと思いながら、展示と阿波踊りを見た。

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阿波踊りは解説付きで約40分、途中でみんなで踊りましょうコーナーもあった。

阿波踊り会館から徳島の歓楽街の方に歩く。この辺り、銀座、籠屋町、東大工町、紺屋町、鷹匠町、などなど城下町の町人街を感じる地名と地割で歩いていて楽しかった。

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徳島城

徳島駅は徳島城の大手前に作られているので駅から近い。駅の裏手がすぐお城になっている。

お城の石垣は緑色片岩が主に使われているっぽい(ブラタモリで言ってた気がする)平に割れやすい石なので、石垣は背の低い石が積まれているように見える。

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城山を登る。途中、東二の丸まで登ってきたら、天守跡とあった。二の丸に天守があるのは珍しい。

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本丸まで登ってみた。本丸の周囲にはきが生い茂っていて、あまり眺めは良くはなかったのですぐに降りた。

降りると、徳島駅の裏手に着く。徳島駅の駅ビル自体は、四国の中でかなり大きい部類に入るが、裏手から見ると2面3線のホームがひっそりとあってアンバランス感がすごい。また、架線もフェンスも無いので、留置線とホームがすごくすっきりして見える。

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その後は夕食を食べ、新川のあたりをふらふらした。

高松へ

高松に向かうのは特急しおかぜ。最近導入された新しい2700系だった。振り子式特急は酔いやすいので苦手だが、高松までおよそ1時間。耐えた。

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高松で友人(鉄)と合流、彼もまた始発駅から乗るために、わざわざ高松までやってきた。

そうして、サンライズに乗って、我々は東京に向かった(最後めんどくさくなったので、サンライズはまた明日。)

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地図は ©️Open Street Map

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