9年間苦しみ続けた過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト(前半)
中学3年生から9年間、過敏性腸症候群(IBS)に悩んでいたBBT大学の学生・みんみんさん(ニックネーム)が卒論テーマ『過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト』として富岡先生と一緒に改善したプロセスを記事にしました。
是非、IBSで悩んでいる方に読んでいただきたいです!
過敏性腸症候群について
■過敏性腸症候群とは
■原因
発症にはストレス、食生活、生活習慣などの影響が指摘されているが、 はっきりとした原因はわかっていない。 原因を特定できないため、治療が確立されておらず、治りにくい病気。
■現代における過敏性腸症候群
日本人のうち、約10人に1人、特に若い女性の4人に1人が発症している現代病。 年齢と共に減る事がわかっている。
解決プロセス①ー原因の分析
「私も最初はとりあえず調べて出てきた症状改善策を片っ端から試してみましたが、全然効果がありませんでした。闇雲にやってもだめで、ちゃんと自分の原因を見つけて改善して行く方が効率的で確実です。」(みんみんさんコメント)
1.自分年表の作成
過去の症状について3つの項目で書き出す。
When:いつ・どんな時に発症したか
What:どんな症状か
Level:痛みレベル
2.原因のグループ化
原因をいくつかの共通点でグループ化する。
”環境の変化で不安・緊張・焦りのストレスが大きくかかっている時と、 冷たいものを食べたり、生理が重なると、より強い痛みが起こっていた”ことが分かった。
3.原因の深堀
自分年表・グループ化で分かったことを更に分析し、症状が起こる根本の原因を探す。
【深堀1:”環境の変化”とは具体的にどうゆう時か】
”新生活や受験・就活の面接、大学のミーティングが 多い時期に痛みレベルの高い腹痛が起きていたこと”を発見した。
ー関わる人や時間の使い方など、生活環境が変化した時
ー面接や会議の直前など、他人と話し評価される場面に痛みレベルが強い
症状が出る
ー就活が始まり「無事就職できるだろうか」「自立して1人で生きていけ
るだろうか」等、将来への不安が大きくなっていた
【深堀2:なぜ新生活、面接、会議の時に強い痛みが出るのか】
★臨機応変に話すことに自信がない
事前の準備がしっかりあれば自信を持って話す事ができるが、 急に意見を求められると瞬発的に話せず、時間がかってしまう。
失敗体験の積み重ねにより、「臨機応変に話さなくてはいけない場面」に対して過度なストレスを感じ、症状を引き起こしていた。
解決プロセス②ー解決策の立案
原因(臨機応変に話すことに自信がない)が分かったところで、解決方法の立案。
★BBT大学で学習した手法をフルに応用!
■リフレーミング(ポジティブ思考)
ー周りの評価を気にしすぎない
ーこれは練習!気負わず話してみよう
ー正しい事を言おうとしすぎない
■PREP法(結論→理由→具体例→結論)で話す
ー人を意識して、制限時間内に分かりやすく話す練習
ーニュースや講義の感想を家族に話す
ー物の特徴を説明する
解決プロセス➂ー実践
実際に解決方法を試してみる。
★リフレーミング・PREP法を使いながら就活を行う。
~1回目~
初めての就活面接
・「これは練習だ。気負わず話してみよう!」とポジティブに挑んでみる。
・PREP法で話す内容を事前にまとめてメモ。頭の中で構成しておく。
以前よりも痛みが少なかった。パニックにならずに落ち着いて挑めた。
~2回目~
症状は、ほぼ無し。
しかし、グループディスカッションが突如始まり、上手く話すことが出来なかった。
~3回目~
企業説明会に参加。予想外の1on1状況と、「話しながら質問していきます。」と言われ、不安になり腹痛が。
その中で、急に質問されても焦らずPREP法を意識して話す。
担当者から「話し方がしっかりとしていて聞いていて分かりやすかった」とコメントをいただき、少しずつ自信が付いてきた。
回数を重ねていくうちにリフレーミング・PREP法が習慣になり、今では殆ど症状が出ないように。
過敏性腸症候群を克服しただけではなく、心配のしすぎで落ち込むことなども少なくなった。精神面に良い変化があった。
プロジェクトを行ってみて
終わりに
みんみんさんは現在も改善プロジェクトを進めており、twitterで情報発信・同じ症状を抱えた方の相談を行っています。
IBSにお悩みの方は是非、覗いてみてください!
ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)について
\学校説明会も随時開催中/
お気軽にお申込みください!
https://bbt.ac/event/8487
<BBT大学学生運用SNS>
ーYouTube
ーInstagram
ーTwitter