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【初心者向け】Flex-Nでのインスタンス作成について

はじめに

ブロードバンドタワー サービスマネージメントグループの小澤です。

今回は、Flex-Nのご利用を検討していただいているお客様や新規導入していただいたお客様に向けて、ご利用手引きの内容に補足説明を追加させていただき、Flex-Nでの操作をイメージしていただくための記事になります。

インスタンス作成の手順を記載しておりますので、本記事を参考にポータル上で操作していただければと存じます。

VPCの作成

  • VPCとは、Virtual Private Cloudの略称で、論理的に分離された仮想ネットワークのことです。

  • VPCを設定することでFlex-N上にユーザーごとのプライベートネットワークを作成することができます。

作成手順

1.「メニュー」>「VPC Networking」>「VPCs」に移動します。

メニュー画面

2.上部ツールバーから「Wizard」をクリックします。

VPCの作成1

3.ダイアログが表示されたら、[ 設定 ]、[ VPC ]、[ Public Subnet ]に以下の情報を入力し、「Next」をクリックします。
・[ 設定 ]:VPCのタイプを選択します。ここでは1つのサブネットをVPC内に作成する「VPC with a Single Public Subnet」を選択します。

VPCの作成2

・[ VPC ]:VPCに関する設定を入力します。

VPCの作成3

・[ Public Subnet ]:VPC内に作成されるサブネットに関する設定を入力します。

VPCの作成4

キーペアの作成

  • キーペアとは、公開鍵と秘密鍵の対になる2つの鍵を利用して暗号化を行います。

  • 作成したインスタンスへログインするためにキーペアが必要になります。

  • ご利用手引きでは、新規で作成しダウンロードして利用する方法を案内しておりますが、任意のプライベートキーをアップロードして利用することも可能ですので、ご活用ください。

  • プライベートキーのダウンロードについては、作成時のみダウンロード可能となっておりますので、取得忘れがないようご注意ください。

作成手順

1.「メニュー」>「コンピュート」>「キーペア」に移動します。

メニュー画面

2.上部ツールバーから「作成」をクリックします。

キーペアの作成1

3.ダイアログが表示されたら、[ 詳細]、[ 結果 ] に以下の情報を入力し、「Next」をクリックします。
・[ 詳細 ]:キーペアに関する設定をします。

キーペアの作成2

・「Upload a public key for a key pair you have generated using another tool」を選択することで任意のプライベートキーをアップロードすることも可能です。

キーペアの作成3

・[ 結果 ]:プライベートキーの保存をします。
 ・プライベートキーのダウンロードが開始されるので、保存をお願いいたします。
 ・自動ダウンロードが開始されない場合は、「保存」ボタンをクリックしダウンロードをお願いいたします。
 ・プライベートキーは後から再取得することが出来ないため、必ず保存をお願いいたします。

キーペアの作成4

インスタンスの作成

  • インスタンスについては、お客様のご要望にあわせて作成可能です。

作成手順

1.「メニュー」>「コンピュート」>「インスタンス」に移動します。

メニュー画面

2.上部ツールバーから「作成」をクリックします。

インスタンスの作成1

3.ダイアログが表示されたら、[ コンピュート ]、[ ストレージ ]、[ ネットワーキング ]、[ Config ]に以下の情報を入力し「Next」をクリックします。
・[ コンピュート ]:インスタンスに関する設定を入力します。

インスタンスの作成2

・[ ストレージ ]:インスタンスのストレージに関する設定を入力します。

インスタンスの作成3

・[ ネットワーキング ]:インスタンスのネットワークに関する設定を入力します。

インスタンスの作成4

・[ Config ]:インスタンスのオプション設定が可能です。
 ・お客様の利用要件に応じてご利用ください。

セキュリティグループの変更

  • セキュリティグループとは、通信のルールを設定することができる仮想ファイアウォール機能です。

    • 「INGRESS」では、インバウンドトラフィックのルールを設定することができます。

    • 「EGRESS」では、アウトバウンドトラフィックのルールを設定することができます。

  • 設定していない場合は、全ての通信を拒否するため、許可したい通信のみ登録します。

  • 特定の通信の遮断設定を登録することはできかねます。

作成手順

1.「メニュー」>「VPC Networking」>「セキュリティグループ」に移動します。

メニュー画面

2.リストから「default」をクリックします。
・本ドキュメントでVPCを作成した際に自動生成された「default」を選択を更新します。
・お客様の利用要件に応じて「作成」をご利用ください。

セキュリティグループの変更1

3.上部ツールバーから「修正」をクリックします。

セキュリティグループの変更2

4.ダイアログが表示されたら、「追加」をクリックし以下の情報を入力します。
・下記ではリモート環境からSSH接続をするための設定変更を行います。
・お客様の利用要件に応じてご利用ください。

セキュリティグループの変更3

Elastic IPの設定

  • Elastic IPとは、インターネット側から接続可能なIPアドレスです。

  • インスタンスに割り当てられたElastic IPは、インスタンスの再起動によってアドレスが変わることはありません。

  • 新規で割り当てることも可能ですが、お客様のアカウントに割り当て済みのElastic IPから選択することも可能です。

作成手順

1.「メニュー」>「コンピュート」>「インスタンス」に移動します。

メニュー画面

2.作成したインスタンスをクリックします。

Elastic IPの設定1

3.中段ツールバーにある「ネットワーク」をクリックします。

Elastic IPの設定2

4.対象のプライベートIPを選択し、「Elastic IP」をクリックします。

Elastic IPの設定3
  1. Attach Elastic-IPが表示されたら、以下の情報を入力します。

Elastic IPの設定4

インスタンスへのログイン

SSHで接続する

  • 任意のターミナル端末にて下記情報を利用しSSH接続が可能です。

ログイン情報

デフォルトユーザ名

  • 各OSタイプごとのデフォルトユーザ名は下記の通りです。

デフォルトユーザ名

最後に

実際に本記事を参考にFlex-Nでインスタンスを作成していただき、Flex-Nでできることをイメージしていただけていたら幸いです。
Flex-Nに関してご不明な点がございましたらブロードバンドタワーサポート窓口までお気軽にお問い合わせください。

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