Flex-N(Zadara) インスタンスのバックアップ取得について
ブロードバンドタワー サービスマネージメントグループの井上です。
今回はブロードバンドタワー クラウドサービス「c9 Flex-N(Zadara)」のプロテクショングループの設定方法や、スナップショットを用いたインスタンス復元方法をご紹介します。
Flex-Nはブロードバンドタワーがご提供するクラウドサービスです。
基盤にZadaraを採用しております。
インスタンスのバックアップを定期的に取得したい場合は、プロテクショングループを活用すると良いです。
プロテクショングループとは、バックアップウィンドウ、定期的なスケジュール、保存期間を定義するバックアップポリシーです。
定期的にバックアップを実行することで、インスタンスのデータを保護します。
また、スナップショットから新規インスタンスを作成することができます。
プロテクショングループ作成
バックアップポリシーとなるプロテクショングループを作成していきます。Menu > Protection > Groups > Create をクリック
Nameを入力し、TargetではLocalを選択します。
次の画面ではスナップショットを取得するスケジュールを設定します。
RecurrenceでMinute, Hour, Day, Week, Monのいずれかを選択
Everyで数字を入力
(例1)12時間に1回 の場合、Recurrenceにて「Hour」を選択、Everyにて「12」と入力します
(例2)1日に1回の場合、Recurrenceにて「Day」を選択、Everyにて「1」と入力します
Start timeでスナップショット取得の開始時間を入力
Window durationでは、スナップショットの取得にかけることができる時間(hours)を指定します
時間内にスナップショットの作成が完了しない場合、取得はスキップされます
デフォルトは1時間です
Retentionでは、取得したスナップショットの保持日数(日)を入力します
Finishボタンでプロテクショングループの作成完了です
インスタンスへプロテクショングループを適用
プロテクショングループ作成後は、スナップショットを定期取得したいインスタンスに適用する必要があります。
Menu > Compute > Instances > 対象のインスタンスを選択
More > Protectを選択
Protection Groupsを選択し、Okボタンをクリック
作成されたスナップショットを確認するには、対象のインスタンスにて画面中央のSnapshotsタブをクリックすることで表示されます。
作成したプロテクショングループは複数のインスタンスに適用可能です。
インスタンス復元
スナップショットから復元する際は、元のインスタンスはそのままで新規インスタンスが作成されます。
Restoreをクリックすると、インスタンス新規作成画面と同じものが表示されます。
ステップ1:Compute
デフォルトの名前は、画像にある通り元のインスタンス名にスナップショット作成時刻がついたものになります。
Instance Type:CPUコア数とメモリ数を指定
元のインスタンスと別のタイプを選択することができます
Key Pair:ログインに必要な鍵ファイルを指定
Options:デフォルトでは「Power Up」(起動状態でインスタンス作成)にチェックがついています
ステップ2:Storage
Boot volume:ディスクサイズを指定
元のインスタンスより小さいディスクサイズは指定不可です
ステップ3:Networking
デフォルトでは「Same Network」が選択されます。
元のインスタンスと同じサブネットが適用されます。
DHCPにより元のインスタンスとは別のプライベートIPアドレスが付与されます。
ステップ4:Config(任意)
タグやメタデータを設定できます。
Finishボタンでインスタンスが作成されます。
最後に
プロテクショングループの設定方法について紹介しました。
参考になりましたら幸いです。
ブロードバンドタワーでは構築代行サービスをご用意しております。
専門のエンジニアが設計・構築から運用管理まで対応し、お客様のビジネスをサポートいたします。
ご興味をお持ちになりましたら、ぜひお問い合わせください。