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緊急事態宣言が明けて初めてライヴに行った話。

チケットのお写真がぶれてますよ~という突込み。(ワザとです)

私が住んでいる関西圏では5月末には緊急事態宣言が明け、実質近隣の件の往来もできるようになりました。が、しかし、しばらくの間イベントなどは軒並み中止、まあしばらくは仕方がないだろうと思ってはいたものの規制が緩和されていく中でも何となく拭い去れない恐怖感、ほとんどお家へひきこもる毎日、そんな日々に慣れてきたものの久しく行くことがなかった本屋さんなどに足を運ぶとなんとなくテンションが上がるなあと痛感していました。もちろん帰宅後は全身に除菌スプレーを巻き散らかし、手がびっちょびちょになるくらいにアルコールスプレーでもはや手を洗い、その上帰宅直後に風呂にダイレクトインするという何をやってるんだかわからない感染症対策をバチバチに決めながらの日常。

そんな中、推しのバンドのメンバーからセッションライヴをするよ~という発表がありました。やった~!初めはバンドメンバーの数人が出演、とのことで推しはいねえのか、どうしようかな…と悩んだものの推しが出演発表した瞬間私の出席が決定しましたよね、イエイ!推しのいるところに私あり。

そんなこんなの強火オタク、ライヴハウスなんたら協会の規制のあれこれをよくよく読むこと数十分。声を出さずに応援とは。果てどうしたものかと少々考える事約5分、近所の文房具屋さんにばびゅんと自転車をぶっ飛ばしてスケッチブックを購入。思いつく限りの推しへの応援文句を書きなぐりました。これで声を出さなくても気持ちが伝わるはず!極めて前向きにイベントへに向けて準備をする女。

そんなこんなでライヴ当日~、わーいと迎えたものの昼一番から自分の商売道具であるデスクトップPCのワイヤレスキーボードが昇天するというえげつないアクシデントに見舞われた挙句ストアにそれを持ち込んで直してもらうというミッションが加算されたもののちゃっかりそれを直してもらってライヴにも間に合うというミラクルっぷりを発揮。

久しぶりの心斎橋は結構にぎわっているように見えました、道行く女の子の中にはマスクを付けずに歩いている子もちらほら。(ちなみに自分はビビりまくっていたのでマスクを二枚付けして眼鏡をかけるという陰キャ大爆発スタイルでした。でもきっとそれが正解に違いない。)もはや何が正解か間違い化もわからないなあと考えながらもビックステップのガチャガチャ屋さんとタピオカ屋さんを梯子してタピオカをずるずる飲み干しながら久しぶりのライヴハウスへ。わーいうれしいな!(とにかく久しぶりのライヴハウスが嬉しくて仕方ないオタク。)

直前に発表されたイベントだったこともあり、チケットはバンド予約のみ。どれだけお客さんがいるかもわからないものでそわそわしながら会場の階段を下りて行った所おそらく同じバンドのファンの方が受け付けにいてひとまずホッ。1人じゃないワとすこし心強い感じ。(そもそも1人で通って応援しているバンドさんなので知り合いはいないのですが)入り口前にフェイスシールドが置いてあったので苦笑いしながら装着(キャップの上から)ものすごく臆病なカーレッジ君みたいな装い。渡された体温計で検温を無事潜り抜けてライヴハウスヤ~!わくわく、と足を踏み入れるといつものフロアに椅子が置いてありなるほどこれがソーシャルディスタンスかと納得しながら荷物を置いて着席、変な感じ。

今回のイベントはタイムテーブルも公開されていたのでライヴハウスにあまり長居したくない人もとっても助かったと思います。そのうえ私はみたいセッションが3つ並んでいたのでラッキーでした。ヴィジュアル系バンドのライヴはタイムテーブルが公開されないのが暗黙の了承としてあるのですが(これは悪しき文化だと私は思っている)この時期を機にそれも変わってほしいなあ…とも思っているんですがタイムテーブルを公開することでお目当てとは別のバンドさんを観て出会う機会が減っちゃうのは何となく嫌だなあとかいろんなことを思いながらライヴを観ていました。タイムテーブル公開で着席指定でもある程度行けるんじゃないかなあって思うの私だけでしょうか。

私の推しは観たいバンドの2番目に挟まっていたのでとりあえずドラムの子がボーカルをやっているという謎状態のセッションから。自称するほどゴリラっぽい彼の動きが途中から本当にゴリラにしか見えなくなって謎にツボに入ってゲラゲラ笑いが止まらんくなりました。地獄。楽しいのに地獄。観る側は声を出しての応援が出来ないので手を挙げたりなんじゃかんじゃ、これ友達と来れたらめっちゃ悪ふざけしてただろうなあとぼんやり思っていました。あなたもゴリラ、私もゴリラ、みんな類人猿と思いながらライヴを観ていました。なむなむ。

そして待ちに待った推しのセッション~!まさかのDIRセッションだったので湧きました。素面ではいられないのでとりあえずタバコ吸ってビール飲みました。タバコを吸いに行ったら出番終わりのゴリラが喫煙所に早速いて肘でハイタッチをしました。草。(マスクを二枚付けていることに馬鹿やけど天才やと言われました。やったあ。)そして着席、推しちゃん元気かなあともはや母の気持ちでスケッチブックを持ちながら待機。結果数か月ぶりに姿を見た推しちゃんはやはり私の心のコンパスでした。(脚がとにかく長い)そして顔がいい~!顔がいいよ~!ともはやスケッチブックを握りつぶす勢いで推しを見る。眼鏡かけてった私天才。(満を持して度入りです)推し~推し可愛いよ推し~!生きていてくれてありがとう推し~!推しのお母さん推しを生んでくれてありがとう~!アーッ!という謎の情緒。(とにかくライヴを観ている時って私こういう情緒なのです。)

久しく推しの顔が観れた事、この日はレアな事にベースを弾いていたのでもうわっしょいといった気分だったのですが元気な顔が観れただけでもう充分よお布施して帰るわネ…という気分でした。が、直後うろうろしてたらフェイスシールドを付けた推しに遭遇して半泣きになるという事件発生。その直後タバコを吸って再度ゴリラ←と話してベースさんのセッションを見ていたら後ろに推しが潜んでいた事件(もうフェイスシールド叔母さんつらい)情緒を紛らわすために財布に入れていたお札を使ったらそれが推しのお布施(チェキ代)が1万円になってしまい推しを両替に走らせるというめちゃくちゃな事態を引き起こしてしまったのですが推しが替えて来てくれた誰かの大量の1000円札を5枚握りしめて推しありがとう~とスケッチブックを押し付けて一安心。(神様と呼んでいる推しの配信があったので)急ぎ足てライヴハウスを出るとゴリラにお疲れーと叫ばれウワアアと逃げるようにして現場を後にしました。実は私、ネットイキリなもんで(´;ω;`)()

そんなこんなで久しぶりのライヴハウス、やっぱりとても好きな場所だと思ったしなくなってほしくないよ!と心から思いました。

そんなこんなで足を運ぶことのできないライヴハウスのクラファンに積極的に参加してみたりなんじゃらかんじゃら。しかし自分自身も収入も安定しているわけではなく、むしろ勤務を削られたり副業先が廃業したりしているので世の中もうぴえんぴえん、とか言ってるわけではなく自分でできる最大限何かしらやって行けたらなと思うそんな日々です。

私に元気をくれた推し、なんと今週末は名古屋でライヴがあるよー!とのことなので文明の利器をフル使用して足を運びたい所存です。うまくいきそうでうまくいかない今日この頃、いろいろと足掻きながらも自分なりに工夫して好きなものを応援できる日々が早く戻ってほしいなと心から思います。

ご拝読いただきありがとうございました。

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