べやっち@癌サバイバー

べやっちといいます。仕事はプラントエンジニアしています。癌サバイバー(悪性リンパ腫罹患、再発経験)/ダンス(BREAKING、DIGITZ)/旅好き/格闘技好き/読書好き/映画好きです。普通とは違う人生経験をしています。

べやっち@癌サバイバー

べやっちといいます。仕事はプラントエンジニアしています。癌サバイバー(悪性リンパ腫罹患、再発経験)/ダンス(BREAKING、DIGITZ)/旅好き/格闘技好き/読書好き/映画好きです。普通とは違う人生経験をしています。

最近の記事

【映画鑑賞】今週のベストムービーは「ナミビアの砂漠」(9月:7本)

今月9月は私にとって忘れられない月になるのかもしれない。2019年12月にステージ4のホジキンリンパ腫になってから再発、社会復帰を繰り返し、ようやく残業ありの病気前の通常勤務に戻ることが出来ました。ドイツ人の友達によると「何で残業あり勤務体系に戻すの?」と訝しげに言われましたが自他ともにようやく病気の事を過去にしつつ流れに出来るなと言うのは自分にとって重要なステップで喜びなんですね。 この5年間は人生の大きな学びだったと思う。 ところがそんなおりに自分にとって凄くこの数年

    • 磯部一郎さんを偲ぶ

      起業家であり磯部一郎さんが2024年9月26日に永眠された。享年46歳 私も磯部さんも癌サバイバーだったのであるが特筆すべきは彼とは全く一緒のホジキンリンパ腫罹患者であった。癌と一言で言っても多様性に富んでおりリンパ腫だけでも70種類ほどありそれぞれ治療法が違う。割と日本では珍しいタイプの癌であり(20代、30代に多い変わり種の癌)、講演会などを多数こなされ知り合いも多くおられた磯部さんも私ともう一人しかホジキン罹患者は出会われた事はないとのことだった。 長くなるが彼を偲

      • 「推し」と「信仰」について

        最近推しについて考えるきっかけの出来事があった。 毎朝オンラインでとあるボディワークを受講している。その先生がこの度ダンサー、パフォーマーとしてデビューされる事となりその舞台を見に行ってきた。歌手とパフォーマー(先生)、シンセサイザー、オカリナみたいな混成ユニットで宇宙的な世界観を体現するユニットみたいな感じのユニットで結構自分的には1ケ月前からワクワクしていた。 平日の割と深夜のクラブイベントで自分的にはクラブに行くのも5年以上ぶりくらい。毎週のようにクラブ通いをしてい

        • 【映画鑑賞】今月のベストムービーはラストマイル(2024年8月 7本)

          8月って何してたっけ?と手帳を遡っています。 8月は盆休みがありましたね。私はあいも変わらず「心と身体」について探求する事と映画とダンスに終始しております。 その内の「心」についてですがここ一年私は名越康文さんの心理学講座とそのお弟子さんの体癖論講座に多くの学びを得ています。その面では格段に成長しました。成長って言葉は殆どの人は仕事の成果など経済に結びつけて考えています。それについて疑問を持つ日々です。双方ともオンラインで1年くらい受けているのですが盆休みに東京の現地で講座

          【映画鑑賞】今月からのベストムービーは「首」(2024年7月:6本)

          7月になって私はますます元気です。でもいつもなら海に行きたいな、サーフィンしたいな、旅行きたいなとなるのですが自分は相変わらず身体について学ぶ事、身体を整える事について拘っています。無菌室から出て2年半。無菌室の中で自分自身の中で誓ったこと。そこから2年間は身体について学ぶ事に集中するでした。そしてその通りに生きてきました。 恋愛もしようともしませんでした。いや自分に正直に生きようとすればするほど出来なかった。恋愛は異性からエネルギーを貰う事でもあるがエネルギーを与える事で

          【映画鑑賞】今月からのベストムービーは「首」(2024年7月:6本)

          【レポート】尹雄大氏「身体と言葉の関わりを知るより良き聞き手になる為に」(7月12日オンライン講座)

          2023年は尹雄大という人を知れたのは凄く自分の中で大きかった。去年は何回もオフラインでの講座に足を運んだ。病とともに崩れた自分の軸を再構築にとても役に立った。今年は身体を動かす事や外へ出ていく事にシフトしていており又自分の中で特段悩みが無くなったのもあり今年は受講することはなかったがふとXで流れてきたオンライン講座を受けてみる事にした。改めて尹さん節のお話は聞いていて心地よいと思ったし更に気づいた事もあり思いだした感覚もある。 去年の自分で書いたものを読んでみて凄い俺良い

          【レポート】尹雄大氏「身体と言葉の関わりを知るより良き聞き手になる為に」(7月12日オンライン講座)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「関心領域」(2024年6月 9本)

          6月は節目の月であった。3月に2年寛解で本格的に通常勤務と思いきや玉蟲色の診断で6月のCT検査に判断は持ち越しで今月末が精密検査(CT)結果報告でした。 で結果は合格。やった〜〜!! 癌サバイバー以外の人には分からない話かもですが寛解で即リスクゼロになる訳ではない。これが殆どの人が他の病気の延長線上で聞くものだから2年寛解で今更何で喜んでんの?みたいになるでしょうが。 ほっとした次の日に遠出でBBQでした。古い人で15年、新しい人でも5年は知っている友達なので気の置けな

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「関心領域」(2024年6月 9本)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「悪は存在しない」(2024年5月:6本)

          5月のGWは没頭していました。何処かへ旅行しないといけないとか今まで型にはまる事も多かったのですがこれって実は自分を遠んじている=承認欲求だったのですよね。 空海展に行ったり読書にどっぷりハマったり、映画やドラマを見ていました。癌寛解後2年経ちましたが随分健康になりました。 何せ3月末に血液の栄養解析を行なった結果にタンパク質をビタミンEが足りてないという結果が出まして(恐らく抗がん剤治療の影響。。)高濃度サプリを入れますと筋肉量や筋質点数が爆上がり身体も随分楽になり次のス

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「悪は存在しない」(2024年5月:6本)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「すばらしき世界」(2024年4月:6本)

          5月も半ばになって先月の映画noteを書いております。先月って何やったっけ?と思い出しているのですが個人的には恐らく7年振りに沖縄に行った事でしょう。 その目的も「感性ワークショップ」という怪しいワークショップを受けて来ました。色々な出会いあり、感性が揺さぶられるようなことがあり、学びもありました。自分の中でこのワークショップで感じた事は「目に見えないもの」を感じる力に尽きるように思えます。 沖縄のそよ風、海に触れた時の一体感や結び、本当に一つ一つの全てのものにエネルギー

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「すばらしき世界」(2024年4月:6本)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オッペンハイマー」(2024年3月:11本)

          3月は2月に続いて「外」に開けていた1ヶ月だった。適度に外に出ていく事はやはり大事だったみたいで随分身体が整ってきた気がする。何といっても3月のハイライトはおよそ6年振りとなる東京行き。後は2年一応寛解と言えるPETーCT検査を受けた。それでも11本の映画も観る事が出来たので結構生きていて充実していた日々だったと言える。これからもっともっと充実させたいな。 2024年3月 べやっちの日々①6年振りの東京行き 茨城県から引っ越して病時代を経由して6年振りの東京。目的は自分が

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「オッペンハイマー」(2024年3月:11本)

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「雪山の絆」(2024年2月:6本)

          2024年2月の所感2月は映画6本鑑賞でした。でもこの2月はべやっちの中でもここ数年で濃い1ヶ月でした。その内の大きな3つについて書いてみたいと思います。 ①30年振りのスキー、6年振りの雪山 自分の病気は言うまでもなく今まで生きてきた1番大きな出来事でした。病気前の自分は「外」に開きまくった人生でした。海外旅行、ダンス、合コン、酒、スノボ、サーフィンなど。刺激的な物を求めれば求める程内面が渇望し「内」に行く事もなかった。病気って自分の人生を変えてしまうものである事、それ

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「雪山の絆」(2024年2月:6本)

          【映画感想】今月のベストムービーは「おひとり様族」(2024年1月:6本)

          2024年1月はたったの6本しか映画を観れませんでした。かつその感想文を2月末のギリギリになってアップしている始末。。今年に入って何故かプライベートに充実を感じております。 旅行やデートやスノーボードやらと何かを予定を作って自分のテンションをぶち上げようとしていた昔とは違い、密かな静かな情熱(パッション)が病を超えてやっと蘇ってきました。今年は「会いたい人に会う」というのを信条にしていくつもりです。大病を患ってつくづく思う事は金を稼ぐ事や社会貢献をすることも大切ですが人生に

          【映画感想】今月のベストムービーは「おひとり様族」(2024年1月:6本)

          【映画感想】今月のベストムービーは「Perfect Days」(2023年12月:11本)

          今年は121本もの映画を観ました。これでも世の中の映画の少しにしかならないと考えると世の中って本当に娯楽に溢れているのですよ。Perfect Daysを観た時もそう思ったけど映画を見るって「足るを知る」って事が凄く解ります。 私が闘病していた時に支えに常にあったのが「映画」でした。だからこそ今年ここまで映画を観るという事に感想や声を書いていこうと決意したんだと思います。私が闘病中Netflix観ていると先輩に語ったら「そんな暇があったら勉強しろ」と言われたのを未だに忘れてい

          【映画感想】今月のベストムービーは「Perfect Days」(2023年12月:11本)

          【レポート】尹雄大氏講座「記憶と反応」

          4年前ステージ4の癌にかかった時に多くの人がお悔やみの言葉をかけてくれた。だがその時に嬉しかった言葉とそうでない言葉があった。断言するが自分に声をかけてくれた人は彼らなりの気の使い方をした筈である。当時はそうは思えなかったが今となってはその出来事と距離感が出来、そう総括できる。ただ多くの人は私の言葉をそのまま受け取ってくれなかった。私の言葉を自分の親戚やかつての入院体験を語るきっかけにしたり、自分の投影や想像力の範疇で私の言葉を「決めつけ」にかかっていた。当時は少なくともそう

          【レポート】尹雄大氏講座「記憶と反応」

          【レポート】尹雄大氏講座「集注」

          この講座は2023年12月に受講した。1ヶ月も経ってようやく受けた講義について思う所をまとめ始めている。それくらい自分にとってじっくり考えたいテーマであったし心と身体が全てを総括してくれるのを敢えて「待って」いた。 現在は「集中」の時代になってしまっている。 尹さんは講座で最近パワーポイントを使われていないそうだ。それは現在が「目」と「親指」を主に使用している世の中になっている弊害と気づかれたからだそうだ。下記の絵はホルムクルスの一次体性感覚野の図である。今我々の身近な機

          【レポート】尹雄大氏講座「集注」

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「対峙」(2023年11月:10本)

          今月も10本映画を観ました。流れゆく日々の中で10本映画を観ると決めて実行するだけでも結構大変なものです。4月くらいから体癖論を学び始めた事や身体の事を学ぶ事が映画を観る楽しさを加速させました。 ただもっとリアルな人にも出会って行きたいなあとやっと思えるようにもなりました。 人に興味がある。人間知にもっと深く辿り着きたい。そう思えたのは今年観た110本もの映画のお陰かもしれません。闘病の心のリハビリにこの時間は必要だったのかもしれません。 来年は少し観る本数は下げるけどそ

          【映画鑑賞】今月のベストムービーは「対峙」(2023年11月:10本)