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水のお豆、みいつけた!〜自然との出会いから生まれたリズム遊び〜
雨が続く毎日。
「また雨が降ってる」「外で遊びたいなあ」
と空を見上げる4歳児のたかしとひな子。
強い雨脚、風も時折強くなると、目を閉じ、じっと音に耳を傾けるミー先生。
「何してるの?」とひな子。
「雨が踊っている音を聞いてるの」
「ふーん」
ひな子はミー先生の真似をして目を閉じて耳を澄ませる。
「本当だ!」「トトトトトン、トトトトトンって、いってる」
すると、たかしも、
「うん、言ってるね。」「トトトトン、トトトトン」と、ジャンプを始める。
2人は雨音に合わせて踊り出した。
【参考】『幼稚園教育要領ポイント総整理』P.137より一部創作
子供のような豊かな感性のミー先生の言葉が、子供の知的好奇心をくすぐり、トトトトトンの音を発見した喜びと共に「雨音ダンス」が始まりました。子供と一緒にいるとこうした場面に日常的に出会います。
こうした楽しい出来事は、時と共に忘れ去られてしまうのですが、体の中に記憶として残っていることがあります。それがふとした時に、思い出されるのです。そのトリガーになるのは、自然の事象だったり、音のリズムだったりします。
言葉遊びでも、リズムを使うと面白くなります。
「ペップかるた」で遊んだ時、とるだけではなく、句を読むとリズムがインプットされます。
「できる できる 必ずできる」
「若い 若い 私は若い」
「ペップ トーク みんなにとどけ」
ハイっ!と元気よく札をとる子供に、
「札をとったら声に出して言ってみて」
と伝えると、だんだんリズムがわかってきて、体が自然と動き出すのです。
それが337拍子と子供は知らなくても、感覚的に捉えて、手拍子や踊りで理解するのです。
わずか5分の言葉あそびでも、その後の1日の活動は活性化します。
それはリズムを体に取り入れることによる効果だと実感します。
楽しい活動を連続させていく。
子供からアンコールが起こる活動を散りばめていく。
小さなリズムが、1日の生活リズムを生み出すのです。
1日の始まりに、鏡を見て言ってみましょう。
「若い 若い 私は若い」
きっと、若々しいアクティブな1日になりますよ。