オートマチックな動きを極める想像力
スキーの練習が楽しいと思える日々、自分にはとても大切な時間です。
スポーツをすると、ストレス解消になりますが、それだけが目的ではありません。
上達を実感できるから楽しいのです。新しく始めたテレマークスキーでも、かなりオートマチックな動きができるようになってきました。
その原動力は・・・、
欲望です。
「上手くなりたい」「カッコよく滑りたい」「自由自在に・・・」「誰も滑ってないところにシュプールを描きたい」
などなど、欲張りな願望が次々と湧いてきます。そして、夢を描きます。
昼は足で登って滑ってを繰り返す。夜はキャンプでオーロラを見る。明日はどこを冒険しようかと仲間と盛り上がる。
そんなワクワクを感じなら、練習を続けていると、文字が目に飛び込んできます。
「夢の想像が実力を最大限に引き出します」【毎日眺めて夢を叶える魔法の道具③】(ヴォルテックス代表 望月俊孝 氏)(日本講演新聞 令和3年1月18日 第2867号)
「宝地図」の考え方を提唱されている望月氏は、記事の中で自己暗示法の創始者エミール・クーエのメソッドを紹介しています。
自己暗示法の創始者エミール・クーエは、「言葉と想像力が戦ったときは、必ず想像力が勝つ」と言っています。
言葉かけの研究をしている私にとっては、ちょっと腑に落ちなかったので、調べて見ました。
原典は『自己暗示』と思われます。他のサイトで調べて見ました。
1.意志力と想像力(イメージ)が相反した場合は想像力(イメージ)が勝つ。
エミール・クーエの法則
「意志力」と「言葉」は違います。
言葉の力と想像力は繋がっています。
「ピンクの象を想像しないでください。」
想像しちゃいましたよね。
つまり、言葉がトリガーとなり、想像してしまうのです。
ペップトークセミナーでは、337拍子でペップな言葉をつくるワークがあります。これは、かなり強力な自己暗示をかける力があります。そして、この自分を勇気づける言葉(セルフペップ)をつくるまでに6時間をかけるのです。そこに到るまでには、夢や目標、未来を描く想像力を働かせて、全身全霊をかけて言葉に思いをのせていきます。「言霊」という言葉がありますが、自分の人生の全てを言葉にこめる感じです。
意志力とは、「こうあるべき」、「こうしなければならない」という理性で作り出す考え方です。
しかし、そう思えば、思うほど逆をやってしまうことが多いですよね。
「こうなりたい」、「こうありたい」、と願うのが想像力です。
「こうはなりたくない」という反面教師も、モデル(像)を描くわけですから、想像力を働かせていることになります。
意志力より想像力が勝るというのは頷けます。
フェルデンクライスと自己暗示
これは言葉の力で自己暗示をかける方法です。繰り返し唱えることで潜在意識に届き行動が促されるというものです。
しかし、スポーツにおいては言語化できない部分が多いです。
むしろ、イメージによってその動きを現実化させるのです。
想像力はどう鍛えるか。スポーツにヒントがあると私は思います。
♯オープン学級通信