見える世界が変わる4つの分離・統合モデル
「あなたって、いい人ね」
と言われたとき、どんな感情が湧いてくるでしょうか。
(それって嫌み?)、とネガティブな感情が出てくる。
(そう思ってくれて嬉しい!)、と素直に喜びがあふれてくる。
同じ言葉をいわれているのに、感情の違いが出るのはなぜでしょう。
それは、状況が違うからです。
仕事で疲れているなど不調のときに言われるのと、美味しいものを食べて元気で充実しているときに言われるのとでは、同じ言葉を言われても違った受け止め方になります。
もし、ネガティブ感情にのせられて、相手にむけて、「なんて嫌みなやつなんだ!」と言葉に出してしまうと、人間関係が拗れますよね。
感情に蓋をしてしまうと、氷山の氷のように、ストレスが大きくなって、何かあったときに、突発的に感情的になってしまうことになりかねません。
けれど、ネガティブな感情が湧いてきたからといって、それを否定することはありません。
そういうときは、「ああ、今、疲れているんだな」とか、「心の中のネガティブくんが構ってほしいってサインを出しているんだな。」とか、別の目線で自分の状況を客観的にとらえることが大切です。
感情は行動に表れます。
例えば、イライラすると、顔に出る、顔が曇る、目をしかめる、のけぞるなど、様々な変化がおきます。
嬉しいときは、目尻が下がる、顔が赤くなる、背筋が伸びる、手が上がる、本当に嬉しいときは、ガッツポーズをしてしまうときもありますよね。
ということは、体の動きを調整することで、感情も変わるということになります。
試しに、天井を見るようにガッツポーズをして、「自分サイテー」って言ってみてください。なんかおかしくないですか?
このときは、「よし行ける!」「自分サイコー」とか、いいたくなりますよね。
つまり、発する「言葉」や「行動」で、感情をコントロールすることができるのです。
冒頭の「4つの分離・統合モデル」をごらんください。
まず、左側の言語領域で考えます。思考は言葉で変わります。ということは、使う言葉で思考も変わります。すると、非言語領域にも変化がおきます。
例えば、「今日は調子がいい。」と言葉に出す。すると、(自分は今日、調子がいいんだ)と考える。すると、調子がいいから、何か行動したくなり、掃除をしてみよう!と考えて、掃除機をかける。すると、掃除をしてスッキリする。スッキリしたから、このことを友人に伝えようとSNSにダイヤリーを書く。
このように、プラスの言葉を使えば、プラスの考え方になり、それは、プラスの行動を生み出し、感情もプラスになっていく。益々、プラスの言葉を使うというポジティブな循環を生み出していくということです。
こうなると、次から次へと、「よかった」が押し寄せてくるように、世の中の見え方が変わってきます。
簡単なことのようですが、習慣化されるには、練習が必要です。
この4つの分離・統合モデルは、今日、練習中に、閃いた小さなアイデアです。
書いてみる、つまり、行動して、思考=アイデアが生まれたわけです。
ちょっと困った、調子が出ない、と思ったときに、このモデルを思い出してみてください。
スタートはどこからでもいいのですが、言葉を変える、行動を変えることから始めると簡単だと思います。
お役に立てれば嬉しいです。