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ハンドルネームの由来

ニフティに入ってビギナーズフォーラムで咄嗟に「びーびー」というハンドルネームを思いついた話は過去に書きました。

その由来について書いておきます。

BBというのは、ドイツの劇作家、ベルトルト・ブレヒトが自分のことを表現した表記です。
「あわれなBBのバラッド」

私の卒論のタイトルは、
「演劇におけるリアリティ〜ブレヒト「ガリレイの生涯」を軸に〜」
でした。

あらすじをたどるばかりで一向に浮上しない卒論でしたが、米国での上演台本の最後に「新科学対話」と足されたことを発見した時は、指導教授の山口欣次氏、執筆名江藤文夫氏に褒めてもらいました。

ところで、湾岸戦争の最中に二男が生まれ「育」と名付けました。ピンポイント爆撃という名前で、非戦闘員、つまり女性や子どもが爆撃されるのを目にしながら、「せめてすくすくと育って欲しい」と切に祈りました。生き残っていくことが困難に思えた時代でした。

ブレヒトはナチスに追われ、「靴よりも多くの国を履き替えて」亡命を繰り返しました。

この頃、ニフティの文学フォーラムのチャットで「こんな時代に、花がどうの、と言うこと自体が犯罪だ」と書いたら、「ブレヒトだね」と指摘してきた若い文筆家がいました。BBも見抜かれていました。

というわけで、びーびーというのはかなり恐れ多いハンドルネームなのですがYouTube(BieBie1959)や食べログ(bbie)でも、そのまま使い続けています。


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