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ちょっとした 雑談ねた 第二種電気工事士試験は、かんたんな試験???

 DIYの人気と共に、比較的簡単で、受験資格もない国家資格として人気の第二種電気工事士試験。簡単な試験と言われているのですが・・・ご安全に。


 まずは、最近のデータを見てみましょう。電気技術者試験センターがデータを公表しています。

 その前に、基本的な部分を説明します。まず、第二種電気工事士試験は、学科と技能の試験があり、学科で60点以上の点数を取れば、合格で、次の技能試験を受験できます。

 技能試験は、1回落ちても、次の試験時には、1回だけ学科免除されます。

 技能試験は、実際に、器具や配線などを使って作業をします。

 では、令和6年上期のデータを見てみます。

受験申込者 77,978名 学科免除者 11,895名 合計で、89,873名が、試験の申込をしたことになります。

学科試験の受験者数は、77,978名で、実際に受験したのは、70,139名

 7000人近くが、申し込みをしても、受験していません。

 学科試験の合格者数は、42,194名です。

 受験した人が、70,139名で、合格者が、42,194名ですので、合格率は、60%にもなります

 国家試験としては、かなり合格率が高い試験と言えます。

 次に、技能試験ですが、申し込み者は、学科免除者 11,895名と学科試験の合格者42,194名を加算した、54,089名となります。

 実際に技能試験を受験した人は、50,668名で、ここでも、3000人強の人が受験していません。もったいない・・・

 技能試験の合格者は、35,949名です。実際に受験した人数の50,668名のうち、35,949名が合格していますので、70%の合格率です。

 これも、かなり高い合格率です。この数字を見ると、もう誰でも通りそうな試験な感じがするのですが、一番最初の数字を見てみましょう。

 実際に、受験の申込をした人は、89,873名です。ここから、学科試験を受けなかった人、7,839名と技能試験を受けなかった人、3,421名を引くと、78,613名が受験しています。そして、合格したのが、35,949名です。

 35,949÷78,613=0.4572ということで、45%の合格率と言えます。

 学科免除者の合格数も含まれていて、学科免除者は、経験している人が入っているので、経験がない人より合格率が高いと想像すると、1回だけで、学科も技能も合格する確率は、40%より低いくらい?と言えるではないでしょうか?

 それでも、合格率は高い資格なのは間違いないのですが、ただ、簡単な試験・・・と言えるほど簡単ではないとも言えるでしょう。

 学科試験の合格率は、60%で、技能試験の合格率は、70%

 0.6(学科試験合格率)×0.7(技能試験合格率)= 0.42 = 42%

 この簡単な計算でも、合格率はわかりましたね。

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クニノコ
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