相関関係と因果関係
あるデータに
「朝食を食べないと太る」
嘘か本当か一度は聞いたことがあるだろう。
未だに議論が盛んなこのデータ。
ネットで調べれば、調べるほど
「朝食を抜くと太るはウソ!?」
だとか
「朝食を食べないと太るは間違い!」
などと出てくる。
脂肪の吸収がー
代謝がー
インスリンがー
ラットの実験でー
〇〇大学の研究結果でー
管理栄養士いわくー
本当に多岐にわたり議論がなされている。
結論が出ていないこのテーマ。
「朝食を抜くと太る」というデータをそのまま鵜呑みにしてはならない。
そして相関関係と因果関係を間違えて捉えてる方が非常に多い。
朝食を抜いている人に太っている人が多いという事実は相関関係があるのだが、朝食と太るの間に因果関係はない。
つまり、朝食を抜いてる人は怠惰な生活をしている割合が多いので食生活もおろそかであり太っている人が多いのであろう。
反面、朝食をきちんと食べている人は生活習慣や食生活で制御をしている人の割合が多いのかもしれない。夜食に爆食いする人の割合が少ないと言えるかもしれない。
そこに因果関係がある。
要するに、朝食を食べれば痩せる、抜けば太るという短絡的な思考にならないよう注意しなければならない。
この相関関係、因果関係を混同してしまう例は他にもいくつかある。
例えば、昨今注目を集めている
校則の地毛問題。
なぜそもそも学校は黒髪で無ければならないのか。
一部「高校で茶髪や金髪を容認すると風紀が乱れてしまう」
とういう言説がある。
染髪している人にはヤンキーやギャルもしくは風紀を乱しかねない人がいる割合は多いのかとしれない。そうすると相関関係は成り立つ。
しかし、染髪することとヤンキーになることには因果関係はない。
校則で禁止されている染髪を平気でやるような人は元から風紀を乱す人間なのだ。
髪を染めたから風紀を乱す人になったのではない。
相関関係と因果関係を混同してしまうと
大きな誤謬につながり非常に危険であるという認識を持とう!
私は金髪美女が大好きである。