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旧友との再会→ベイビーステップに影響され草トー出場を決意 | #17 インスピ初級大会優勝への道のり テニスブログ

今回は旧友とベイビーステップの漫画に影響された時の話を書いていきたいと思います。


旧友との連絡再開

壁打ちに没頭し始め、テニスへの熱が高まる中、ふと旧友のことを思い出します。
学生時代キャディアルバイトの時に仲が良く何度も何度も一緒にゴルフのラウンドを回ったS井君です。
この記事に書いてある私のゴルフの手ほどきをしてくれたS井君です。

彼がそういえばテニスをやっていたなぁと。
実は彼はアメリカで仕事をしていたのですが、facebookでアメリカで元気にテニスをやっている様子の投稿を何度か見かけていました。

多分この時、15年以上連絡を取っていなかったのですが、思い切ってfacebook messanger で連絡をしてみます。
時差はありましたが、すぐに連絡が返ってきて、昔のように話すことができました。
チャットで話しているうちにどんどん盛り上がり、あぁ多分これはテニスにかなり詳しそうだなぁというのがわかってきて、思わず「壁打ちの動画見てくれへん?」と頼むと、「いいよー」と二つ返事がきました。

早速年末の年の瀬にとった壁打ちの練習動画を送って見てもらいました。
「うーんフォアのグリップが薄い。セミウエスタングリップにした方が良い。あと振り切れてない。バックはまぁまぁええんちゃう?」との回答。
「グリップはセミウエスタンなはずなんやけど。」と回答しつつ、改めてネットで確認すると、あれ?セミウエスタンより薄い、、、ということに気が付きます。
ちょっと壁打ち動画見ただけで、グリップの間違いに気づくなんて、、
S井君凄いじゃないか!!
とそれ以降テニスの師匠と仰ぐことにしました。
この時から、ストロークや、サーブ、ボレー、道具の事、いろいろテニスの事を聞くようになりました。

ゴルフの手ほどきをしてくれたS井君が、10年以上の歳月を経て今度はテニスの手ほどきをしてくれることになったのです。
それ以来S井君とコミュニケーションも頻繁にとるようになりました。
人と人との縁や人生って本当にわからないものですよねぇ。

ソースは自分

ベイビーステップ

週に何回かテニス話を中心に連絡を取るようになったのですが、その中で
「ベイビーステップ読んだ方がええで」と言われました。
「いや、もちろん読んだことあるよ(途中までだけど、、)」と言ったのですが、久々にベイビーステップを読みたくなりました。

ベイビーステップは漫画(アニメもありますが)で、テニスの王子様的なはちゃめちゃではなく、高校からテニスを始めたエーちゃんという主人公が、生真面目な性格を活かして、みるみる間に成長してくストーリーです。
その1つ1つの成長が、まぁまぁリアルで、そこが面白く、テニスの上達どころがわかりやすく表現されていて、非常にためになるスポコンテニス漫画です。

ストーリもとても面白いです。読んでいない方はぜひ読んで見てください。
読んだ方もまたもう一度読んで見てほしいです。

私はこの時を含めてベイビーステップを3回読みましたが、読むたびに新しい発見があり、テニスの上達に役立ちました。

ソースは自分

今回のブログの内容はベイビーステップのほんの少しネタバレの部分もあるので、今後読もうと思っていて楽しみにしている方は、ここの下の部分を読むのはやめることをお勧めします。
ネタバレといっても少しだけですが、、、

10年以上前に一度読んでいたのですが、改めて読んで見ると、面白いと思うところが全然違いました。
まず絵が凄い。

何かのYoutubeの動画で知ったんですが、漫画家って絵にとてもこだわるんですよね。本当に良い絵を描きたい。それこそが本望だと。
でも編集長から早く早くと求められ、自分の満足いく絵が描けなくて、悩んだり病んだりしてしまうらしいです。

ある漫画家

↓の絵はベイビーステップのかなり序盤のシーンなのですが、この絵を見て私は衝撃を受けました。なんていろんなことを表現して伝えている絵なんだと。。

なっちゃんの告白

ヒロインのなっちゃんは真剣にプロを目指している情熱のこもった眼差し。主人公のエーちゃんに冗談と受け取られたくないという強い眼差しです。
エーちゃんは今までの人生で、何となくいろんなことを人並以上に器用にこなしてきた(All Aのエーちゃん)が、一つのことに大きな情熱を向けることはなかった。
その中で人生をささげて全身全霊をかけて真剣に取り組んでいる人の志・生き方・むき出しの感情に触れ、あまりにもびっくりしています。

この時にエーちゃんは完全になっちゃんの生き方・考え方に驚かされると同時に、すでになっちゃんのことが好きになっていて、自身の考え方・生き方を完全に180度変えられるあまりにもショッキングな出来事なのです。がエーちゃんは自分自身でもそのことに気が付いていません。
勿論なっちゃんも、、

ソースは自分

といったことをこの1枚の絵で表現しているんだと感じました。
私はこの絵を見て、↑のことを表現したくて、おそらく何度も何度も何度も書き直したんだろうなぁと気づきました。(自分勝手な想像ですが)

昔にベイビーステップを読んだ時とは、まったく違う感覚で読むことができました。
昔に読んだ時はストーリの展開の面白さを楽しんでいました。
が改めて読んで見ると、テニスのテクニックや、絵や言葉の表現に驚かされました。

エーちゃんの悔しさ

エーちゃんはある大会で格上の選手に死力を尽くしたうえで負けるのですが、その後に泣きじゃくります。

エーちゃんが泣きじゃくる

ヒロインのなっちゃんはそれを見て
「プロ目指している荒谷君に負けて、そこまで悔しがれなんて、本当にスゴい!!」と驚きつつ、改めてエーちゃんの凄さを知り、惚れ直しています。
私はその時

エーちゃんはこの大会に向けて、必死に必死に必死に練習してきたんだ。
自分として準備をやることをやり尽くして、試合では死力を尽くし戦って、それでも勝利に届かなかったから悔しくて泣いてしまうんだ。これって必死に頑張った人にしか流せないとても美しく高貴な涙じゃないのかと。

ソースは自分

そう感じました。
中高いい加減にサッカーやっていた自分には味わえなかった感情だと。
そしてその時思ったのです。
こことても重要です。

エーちゃんの1/1000でもいいから悔しさを味わってみたい。

ソースは自分

そう思うようになり、そして

草トーのシングル戦に出ることを決意

します。

以前ゴルフで自分を追い詰め過ぎて、修行僧のようになってしまい、楽しめない部分があり、テニスはエンジョイしたいとずーーと思い、テニスを真剣にすることを避けていました。

ソースは過去の自分

でも、その時は

もし草トー試合出て、テニスを楽しめなくなければ、試合にでるのをやめればいい。

ソースは気楽な自分

と気楽に考え、とりあえず1度草トーに出てみようという結論に至りました。

八王子のシングルス初級大会

早速ネットで検索して都内でのシングルスの初級大会を探しました。
なかなか見当たらなかったのですが、八王子テニススクールというところでシングルスの初級大会があることを知り、さっそく申し込みました。
2か月後くらいだったと思います。
S井君にも大会デビューすることを報告して「ええやーん」と言われ
かくして私の草トーデビューを控えることになります。

練習にもさらにさらに熱が入りました。
この時からエーちゃんの1/1000の悔しさを味わう大きな旅が始まります。

ベイビーステップを読んで学んだことは多く、これからのブログでもちょくちょくベイビーステップで学んだことを時々記事にしていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
本テニスブログを定期的に更新していきますのでご愛読をよろしくお願い致します。


この当時使っていたラケットセッティングです。


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