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サッカーと言語(創造と想像)②

 サピエンス全史の中で、人間が恐竜や他の動物がいる中、生き残ることができた、最大の要因は、認知することができた(創造、想像することができた)からである。

 「サッカーの言葉は、その選手のイメージ(創造性と想像性)を膨らませるような言葉である方が良い。メッシやマラドーナを目の前に、彼らが自分のデモンストレーションを見ると思いますか。ある程度、サッカーが上手でない子にデモンストレーションをやる事はありますよ。でも、彼らからしたら、それ知ってるよ、になる。だったら、メッシやマラドーナのイメージにあった言葉をかけた方が良い。それも短い言葉で。」

 上記は、高校年代で有名なサッカー指導者の言葉であります。サッカーは言語化できない、一方、指導者は、言葉にして、何かを選手に伝えなくてはならない。ここに面白さ、深さ、差がでるのだと思います。アドバイスの集合体になるのだと思います。
 有名な話があります。マラドーナが監督時代、メッシがフリーキックが入らないときに、「ボールを少し長く触りなさい」と言いました。これが物理的にあっているのか、わかりませんが、その後、メッシはフリーキックをよく決めるようになったといいます。アドバイスの集合体、創造性に働きかけるような言葉、短い言葉、見事にぴったりきているのかと思います。
 一時的に覚えた借りてきたような言葉は、選手たちには伝わりません。定義されてなくては言葉は伝わりません。その言葉を見つけるために、日々、学び続けるのだと思います。


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