90年代バラドルは、なぜ歌が上手いのか
1990年代のバラエティー番組を支えたバラドルを頭に浮かべてみると共通点がある。
みんな歌が上手い。
そして歌ってる曲も名曲揃いだ。
森口博子「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」
機動戦士ガンダムF91の主題歌。
今も多くの人に愛される神曲。
歌声が綺麗すぎる。
山瀬まみ「メロンのためいき」
作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(松任谷由実)という最強タッグ。
山瀬まみの声の伸びが美しい。
早坂好恵「絶対!Part2」
声量オバケだと思う。
曲も歌詞もノリが良くて頭から離れなくなる名曲。
岩井由紀子(ゆうゆ)「天使のボディーガード」
上に挙げた3人に比べると歌唱力という点は劣るかもしれないが、とにかく声が可愛い。
顔も可愛い。
全部可愛い、まさに天使。
バラドルという生存戦略
歌を聴いてもらえれば分かると思うが、決して「歌が上手くないからバラドルに転身した」わけではない。
むしろ、歌もバラエティーもこなせる器用さがあるからこそ、バラドルが出来たのだと思う。
1990年代といえば「アイドル冬の時代」と呼ばれる時代だった。
おニャン子クラブの台頭と解散により正統派アイドルのブームは去り、音楽的な流行としては「バンドブーム」だった時代。
本来「正統派アイドル」として輝いていたはずだった人材が生き残るためには、ガールズバンドを組むか、バラドルになるか、宮沢りえのようなヌード写真集を出すか、といった選択肢だっただろう。
時代が違えば「正統派アイドル」として国民的ブームになっていたはずなのだから、歌が上手いのも当然である。
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