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護摩祈祷、ライブだった。

門前仲町の深川不動堂へ行った。
近所なのでたまに参拝に行くのだが、有名なだけあって見応えがある。

特に、祈りの回廊と大日如来蓮池図が好き。


今回は護摩祈祷の時間に合ったので、初めて参加した。

めちゃくちゃ面白かった。

面白いって言い方はよくないのかもしれないけど、でもめちゃくちゃ面白い。

法螺貝が鳴り、太鼓が力強く叩かれ、そのリズムに合わせて唱えられる、迫り来るような読経。
ド派手に燃える炎。
もはや、ライブだった。

いや、多分現代の音楽ライブのルーツがこれなのだろう。
宗教行事って単なる形式的なものではない。魂を震えさせるようなパッションとグルーヴがあるんだな、と思った。


私はミッションスクールを出ているのだが、そういえばクリスマス礼拝も楽しかった。
美しい賛美歌に、厳かなオルガンの音色、そして灯されるキャンドルの炎が幻想的だった。
宗教行事、面白い。


護摩祈祷の話に戻るが、中盤に荷物を護摩の炎のところへ持っていくと炎にかざしてお清めしてくれるコーナー(?)がある。
参加者が次々に荷物を持って炎のところへ向かっていく姿は、さながらアイドルの接触イベントのようだった。
私もカバンを持っていって清めてもらった。ファンサをもらったみたいな気持ちになれた。

最後にありがたい説法を聞き、MCまでボリュームのあるライブに参加した気持ちで満足だった。


帰り際にひいたおみくじ。
「吉」だからそんなに良いわけではないと思うけど、書かれてる内容が今の私にぴったりハマって嬉しかった。

「種をまき、苗を植えるように、新しい仕事を始めるのがよい」

この記事で書いた通り、最近は「種をまく」ということを意識して生活している。
その感覚って間違ってなかったんだな、と安堵した。
「新しい仕事を始めるのがよい」という言葉にも背中を押された気がする。

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