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玄人夫婦とキャンプ | WITH EXPART COUPLE

2021年の10月30-31日に行ったキャンプについてご紹介します。秋になり、気温がグッと下がる事もあり、キャンプ人口も減る季節。今回訪れたキャンプ場も、今年の営業を終える最終営業日を目前に、滑り込む形でお邪魔しました。今回は、いつもキャンプに誘ってくれる玄人キャンパーの友人と、その友人の奥さんとの3人でのキャンプ。全くの初心者がいないので、かなり淡々と、それぞれが自身のするべき事をするといったようなキャンプで、非常にマイペースに過ごす事ができました。

フィールド情報


今回のフィールドは長野県にある青木の平キャンプ場。八ヶ岳の麓の標高1300mにある、自然のままのフィールドが魅力的なキャンプ場です。隣に小川が流れていました。

標高の高さと季節も相まって、空気がとても澄んでいて、夜には肉眼でもたくさんの星を見ることが出来ました。

自身のdocomo回線は問題なく使用できておりました。その他回線は不明です。

9:15頃に友人宅にタクシーで向かい、そこから友人の車に乗り換えて都内を出発。いつもは進行方向に鎮座していることの多かった富士山を背にして進んでいたので、遠くまで来たもんだなと感じていました。13:00頃にキャンプ場近くのスーパーであるひまわり市場に立ち寄ります。ここのスーパーは地元の食材を使ったオリジナルの商品がたくさんあったり、コスパの良い肉や、見るからに美味しそうな海鮮や、豊富な調味料がとても魅力的なスーパーで、ついつい必要以上の量を買い込んでしまいました。13:30頃にスーパーを出て、14:15頃に現地に到着しました。

服装

夜は氷点下も覚悟しておくようにと友人に言われていたので、前回のキャンプの服装をベースに、寒さ対策をしたイメージです。とはいえ今回は、以下の装備でも少し寒さが厳しく感じるキャンプでした。特に寝るときは、冬用のシュラフ(後述)に変えたこともあり、夏の癖で下着のみになって寝たのですが、寒くて寝られず、夜中に服を着直して寝ることに。

・インナー

一見変態性が高いので、ビビりますが、実は超機能的なMILLET(ミレー)のドライナミックメッシュショートスリーブを購入。厚手のメッシュで身体と服の間に空気の層を作ることで保温し、かいた汗は素早く吸収して発散することで、汗による冷えも解消する、優秀なアイテムです。登山系の方々によく使われているのだとか。温度変化が大きい日や、寒いけど汗をかく可能性のある日にはピッタリです。

メッシュの変態インナーの上に重ねたのがこのミズノのブレスサーモEXプラス。身体から出る水分を吸収して発熱するので、ドライナミックメッシュが吸い取って発散した汗を、このブレスサーモが熱に変えるという好循環に。肌触りもとても良く、着た瞬間に暖かさを感じられます。

・トップス

UNIQLOのソフトタッチ タートルネックT(長袖)の黒を着ました。首元が冷えると一気に寒さを感じるので、タートルネックで首を守ります。

・インナーダウン

モバイルバッテリーとUSBで接続することで、3段階の温かさに発熱するヒーター内蔵ベストを持っていきました。元々は冬の釣り用に購入していたものですが、今回も活躍してくれました。この上にもう一枚、放熱を防ぐアイテムを着ておけばよかったのかなと思いました。

・ストラップ

キャンプなどのアウトドアにおいて、両手が空いている方が何かと便利なので、何でもかんでもポケットにしまってしまうのですが、それはそれでスマホなどの必要なものを取り出すのが面倒だったり、脱いで別の場所に置いた上着に入れっぱなしで、取りに行くのが面倒になったりと、色々困るシーンも多く、たまに日常使いしていたMISのタクティカルキーストラップをつけていきました。

同社のソフトケースポーチが初めからついた状態で販売されていたものを購入した記憶があります。ソフトケースにはスマホの充電ケーブルを、ポーチにはカードと現金を入れていました。また、EL COMMUNのカラビナバッテリーダブルも着用していました。

新しく導入した道具

主に上記のインナー含めた寒さ対策に加え、既存の道具のコンパクト化を主な目的に買い足し(というか買い替え)ました。

・バーナー

元々CB(カセットボンベ)缶を使用するSOTO(ソト) レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン) ST-330を持っていたのですが、サイズダウン&火力アップも兼ねて、OD(アウトドア)缶ベースのソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 キャンプストーブに切り替えることに。

このタイプも五徳部分の形のバリエーションが多くあるのですが、自身は過去のキャンプを経て、バーナーを使うのは2日目の朝くらい(初日の夜は肉を焼く為鉄板+焚き火なのですが、夜のうちに大きなものの片付けを済ませたいので、翌朝は焚き火を使わずコーヒーを飲むくらい)だということがわかったので、クッカーでお湯を沸かす程度の使用であれば、3本の五徳で十分だと判断しました。

CB缶は家庭で使うカセットコンロにも併用でき、コンビニやスーパーなどでも買えるため便利なのですが、屋内での使用を前提に作られている規格なので、OD缶に比べると屋外での火力が弱い傾向があります。自身はそもそも自宅でカセットコンロ遠使う事もなく、このようなアイテムを使うのはキャンプだけ。また、買い物自体も殆どAmazonでする為、コンビニやスーパーで買えるかどうかも関係ない為、OD缶用のバーナーに切り替えました。また、アウトドア用品は「アウトドア」と言っている通り、CB缶よりOD缶に対応しているアイテムの方が多いので、後々の事も考えてもいい選択かなと思います。

・マグカップ

上記の通り、サイズとしてもCB缶よりコンパクトなOD缶に切り替えた為、スタッキング(ギアを重ねてコンパクトに収納する事)の工夫もしたくなります。OD缶とバーナーが収納できるマグカップを探し、Boundless Voyageのチタン マグカップ 750 - 1250mlを購入しました。

これまでマグカップはスノーピークのステンレス真空マグを使っていましたが、直火にかけても口をつけて飲めるほど熱伝導率は低く、しかし火にかけるとステンレスの60%程度の速度で温まるという「チタン」素材の魅力に惹かれ、こちらに切り替えました。蓋がついている点も、火の粉が入るのを防いだりする意味で嬉しいところです。チタン製品はステンレスに比べて高価なのですが、このBoundless Voyageという中国系のブランドは非常にコスパがいいです。他にもかなりいい商品を出しているので要チェックです。

先ほどもお話しした通り、このマグカップには、OD缶がシンデレラフィット。そして驚くことに、ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310 キャンプストーブも入り、さらには以前紹介したOutleryのカトラリーセットまで入ります(缶の容器は除いて)。これぞスタッキングの気持ちいいところです。

・クッカー

スタッキングにフォーカスし出すと、先ほどのマグカップも、他の食器にフィットさせたくなります。これまでのキャンプにはスノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020を持って行っていましたが、実際4つも食器を使いませんでした。自身には、スープ類などを入れられる深めのカップと、肉などを置く為の浅めの皿だけあればいい。ということが判明したので、その2つで構成されつつ、「チタン」素材で、且つ先程挙げたBoundless Voyageのチタン マグカップ 750 - 1250mlがフィットするものを探し、このスノーピーク(snow peak) チタン トレック SCSに辿り着きました。

試してみたところ、もちろん計測通りシンデレラフィットでした。これで、クッカー、マグカップ、カトラリー、バーナー、ガス缶の5アイテムが、実質このアイテムと同化するということなので、かなりの省スペースになります。

・セルフインスタントフード

こちらのサイトで紹介されている炒り玄米スープごはんが、普段料理をしない私にとってもめちゃくちゃ簡単に作れ、且つ美味しく、しかもヘルシー。ということで、日常的に家でも食べているのですが、寒い季節のキャンプ場でも食べたくなり、用意しました。材料は以下の2点のみ。

上記のマグカップなどに、あごだしの紙パック1つを破って中身を出し、そこに玄米を適当に入れ、お湯を注いで待つだけ。適当に数分放置しておくと、美味しい炒り玄米スープごはんになります。ちなみに日常使いする際は、THERMOS ステンレスキング 真空断熱 フードジャーで作っているのですが、このフードジャーは蓋にスプーンが格納されているので、会社に持って行ってお昼ごはんにしたり、ちょっとしたピクニックに持って行ったりするのにも便利です。

また、上で紹介したサイトにもある通り、Bulletproof ブレインオクタンオイルを入れることでケトン体質を目指すのもいいかもしれません。とはいえこの出汁自体には砂糖も含まれているのでベストとは言い難いですが。この辺りの話をし出すと長くなるので割愛します。

・パウチ

先程の玄米やあごだしパックなどを、購入時の袋のまま持っていくと大きすぎてスペースを取るので、こう言ったパウチに小分けにして入れています。このaLOKSAK(ロックサック)  防水マルチケースは、アメリカの軍隊や米国政府機関、アメリカ食品医療局(FDA)等多くの公的機関で利用されているらしく、強度が強いことで有名です。そして何よりデザインもかっこいいのでアガります。

厳密にいうと上記は食品用ではないので、気にされる方は同ブランドの食品に特化したLOKSAK OPSAK 防臭バックSをお勧めします。私はまな板などはこれに入れています。

他にもさまざまなサイズ展開があるので、着火剤など、濡れたら困るものや、バッグに溢れたり匂いがついたら困るものを入れるのに役立ちます。

・スリッパ

このnoteを始める前は、キャンプの写真や動画を、自身のInstagramのみで発信していたのですが、友人から「この商品も是非キャンプで使って紹介してほしい」と、いただくことができたので持っていきました。

中がボアになっていて、外の素材も防水になっているので、家履きや近所で使うのはもちろん、アウトドアにもぴったりだなと思いました。実際キャンプは、テントに入ったり出たりする度に靴を脱ぎ履きせねばならず、レースアップのハイカットなんて履いてしまうと(私です)めんどくさくてしょうがないのです。そう言った際にもこういうスリッパはとても楽だと思いました。

そしてこの商品をキャンプで撮影した写真や動画を、なんと公式で使っていただきました。ありがとうござました。

帰りの寄り道

このキャンプ場の周りには、向かいの車窓からもチラホラ気になる建物がたくさんありました。戦後すぐにできた、日本の電波専門学の聖地と呼ばれている野辺山宇宙電波観測所という施設が気になったのですが、滞在時間の問題で泣く泣くスルーしつつ、ヤツレン乳製品直売所という所に立ち寄りました。標高の高い高原で育てた乳牛ならではのミルク製品がたくさんあり、ソフトクリームは格別でした。

帰りのご飯はたまたま見つけた若鮨 国母本店へ。1943年に甲府市ではじまったカウンター10席のみの寿司屋が出発点となっている本店は、今では山梨、長野のスーパー9店舗で「若鮨テイクアウト」という形で展開している人気店。(おそらく)店舗で食べられるのはこの国母本店のみだと思いますが、海のない内陸県だとは思えないほどネタが美味しく、しかも値段に反してたくさんの量を出していただける超優良店でした。

そしてお決まりの温泉は天然温泉ヘルシースパ サンロード。2019年5月1日にオープンしたばかりの100%源泉掛け流しの天然温泉です。設備が綺麗でサウナの後の整いスペースがとても開放的で気持ちよかった記憶があります。さらにフィットネスなどもあるのですが、なんとこの温泉、地元山梨の株式会社クスリのサンロードが運営しているそうです。

今回の様子を動画で

玄人夫婦とのキャンプはこんな感じでした。noteでは細かい情報やギアの購入先などを紹介していますが、キャンプ当日の雰囲気は別途YouTubeで公開していますので、ぜひそちらもご覧いただければと思います。

それでは次のキャンプの紹介もお楽しみに。

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