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かわいい苔の世界

6月25日に開催した、親子自然観察会「森ぶら♪」の記録。
苔の観察と苔テラリウム作りにチャレンジしました。
しかしこの日は朝から雷雨。そんな中、集まっていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
かなり集中して制作できたので、苔よりも、ガラス瓶の中に世界観を表現する方がメインとなりました。
作品一つ一つに、オリジナリティ溢れる個性が光っていて、こんな風になるんだな~と感動しました。
今回の「苔」についての話は、また別の記事にする事とし、皆さんの制作の様子と作品をご紹介します。

雨の為、野外での苔の観察は中止して、テラリウム作りに集中。

この日使用した苔は、皆で山のボランティアをした時にいただきました。約2か月間マンションのベランダで養生して、前夜に徹夜で一本一本洗ってヒバ油で処理して準備しました。

可愛がって育てた苔達の巣立ちがちょっと寂しかったです。

外で鳴り響く雷音をBGMに、苔テラリウム界に新風を巻き起こす様な作品が続出!!本当に皆それぞれ、ドボドボ~っと瓶の中に光る個性を注ぎ込んでいたんです!
まずは、さんちゃん先生が、造園業のスキルを発揮している所を目撃。

かなり器用に石垣的な部分を作成中。上半分は庭園のように造成されたステージ。
苔を一本一本洗いながらピンセットで植え込んでいきます。さんちゃん先生は手際が良くてすごく上手でした。
さんちゃん作 好きなバンドのキャラクターがステージでLIVE♪ 細かい所まで丁寧に作りこまれていて、キャラクターさん達も居心地が良さそうです☆

子ども達も、どんどんイメージを膨らませて、それぞれの世界を形作っていきました。

ピンセットを使った作業が難しいだろうと思って用意した泥団子に、苔を植えたり、練習したり、、、この苔玉もかわいい。
M君(小4)ダイナミックなワニと、苔と岩の感じが熱帯の湿った雰囲気とワイルドな森を見事に表現していますね。 作業が早かったので、ガラスビンの中にどんな世界を作るのか、一瞬でイメージして 構成したんじゃないかな。美術分野が得意な彼らしい作品。素晴らしい!
H君(4歳)物の大きさを捉える感覚と想像力が抜群!恐竜の大きさを基準に苔や石のレイアウトを決めたのでは?ほんの3cmほどのヒノキゴケが巨大なシダ植物に見えるし、小石が大岩に見える!それにきっと、恐竜時代は大きな貝やキラキラした石も転がっていたと思う!恐竜好きの作者は、この時代の事をよく分かっていますね~。
パパとママと一緒に仲良く作っている所が微笑ましかったです。パパとママにも、子ども達のサポートをしながら作っていただきました。かなり小さな瓶に、何種類もの苔が植えられていて面白い作品になっていました。この後どう成長するか楽しみです。
Y君(小4)水場の部分は、地盤を掘って水面の高さを リアルに表現できましたね!上から見ても面白い作品でした。建築家のママの才能を受け継いでいる?背の高いビンを選んだので、作業が大変だったと思いますが、しっかり苔が植え込まれているし、かっこいい 恐竜世界ができてる☆
Y君ママ お庭で素敵なティータイムでしょうか?おしゃべりが弾んでいるようなロマンティックな光景ですね。息子さんのアイデアを取り入れて作ったそうですが、親子でお互いの作品に良い影響を与え合うっていいな☆

今回使用した石は、登山中に気になった石をコツコツ拾い集めていたものを使用。それを酸素系漂白剤につけて除菌して持っていきました。いろんな山の思い出が詰まっています(笑)

インスピレーションで石を選びます
R君(小4)上から見ると、スケルトンの車に反射した黄色い光が白い砂に映っていて、その美しさにハッと驚きました。しかも車の上を飛ぶペガサスがシュール。そして、すっきりした部分と苔を植えた部分のコントラストがお見事!これを大きくして京都のお寺の庭で再現できたら、、と想像が膨らみます。とっても素敵な作品。
R君ママ(左)まるで未来の日本庭園のような、進化した禅の世界を感じます。この、どこか宇宙的な庭園が、小瓶に入っているとは奇跡のようです。既成概念にとらわれない、見事な現代アート!実物はもっと浮遊感があってカッコイイ作品です。
R君パパ(右)最初、自分は適当でいいですよと控え目に仰っていましたが、ささっとバランス良く、器用に制作されていたので、凄い!と思いました。もしかして、得意分野?マスコットが苔に包まれているような、或いは、これから生まれてくるような、、、SF的な作風にも見えます。
 そういえば、息子さんは、半分ママで半分パパの世界感を、バランスよく受け継いでいるのかもしれませんね!
始めにフィギュアと石を選んで、用土を入れ、これから作る世界をイメージして作りました。Nちゃんはハリネズミとビーバーのコンビを選んで作業開始。
Nちゃん(中2)繊細で美しい作品。シンプルだけど、ずっと見ていて見飽きない何かがあります。不規則な並びを美しく見せるという、配置のバランス感覚と空間デザインの能力、さらにそれを作り込む技と集中力、全てが揃った人だと思いました。写真では分かりにくいですが、手前の白い砂は、一粒一粒ピンセットで並べられています。その制作途中、白砂だけでも美しかったです。シーグラスやホソバオキナ苔も絶妙に並べられています。1本の木に見えるのはチョウチン苔かな。妥協せず、細部にこだわった作品は、見る者を惹きこみますね。将来、どんなお仕事をされるのか楽しみです!

Sさん(写真無し) 途中で苔玉を入れた為、初めに作った滝が見えなくなってしまったと仰っていましたが、小さな瓶の中に奥行を感じるのは、見えにくい奥地があるからこそ!偶然できた奥地によって、古代恐竜世界の神秘性を表現できていると思いました。覗いて見させるという構成は、新手法として、私も取り入れたいです。

親子三人で協力しながら作成中
Mちゃん(小2)シロクマとペンギン、ブルーのビーズとシーグラスを全部自分でセレクトして、涼しい氷の世界を上手に表現できました。苔を入れないという、発想の転換も何だかイイネ!長い瓶で難しかった為、途中で一度崩れてしまいましたが、諦めずに気を取り直して、やり直しを頑張っていた所が偉い!!と思いました。しかも可愛くできてる☆
H君(小4)妹さんが使いたかったけど倒れてしまって崩れるので、私が使用を却下した石を代わりに使ってあげている!それから、数が少なくて奪い合いになっていたシーグラスを控えめに使ったり、何て優しい人なんでしょう。苔を三本植えて、よしできた!と完了した所が凄いと思いました。欲張らずに、良いと思った所でストップできる力は、アーティストにとって最も重要な能力の一つです。私も見習いたいです。
MちゃんH君パパ 牛の親子が、何ともかわいいです。ホソバオキナゴケが上手く植えてあり、小さな瓶なのに、広い草原をイメージできますね。
泥団子を作ってどろん子
くまさん、リクガメさん、ビーバーさん
Sちゃんの、かわいい世界
Sちゃん(年長)ストーリー大賞☆水辺と、陸の色を分けて、それぞれの動物を配置していく様子は、物語を描くような制作でした。一つずつ、想像力を紡いで積み上げて行ったのかなと思います。こんなに愛情豊かな表現ができて、素敵だな~と思います。また、見る人にも、動物たちの会話を想像する楽しみを与えてくれるので、いろいろな角度から覗いて、ゆっくり鑑賞したい作品です。
Sちゃんママ カメレオンがガラスにくっつているのが斬新!その手があったか!と衝撃を受けました。右は高さ4cmほどの更に小さな瓶。こんなに小さい中に、苔がバランス良く植え込まれていて、作者のデザイン力が光ってます。また機会があれば、是非大きな瓶で制作してみてほしいです。
創作エネルギーがスパーク中☆のSSちゃん
SSちゃん(年長)インパクト大賞。色と光の鮮やかなイメージを、パッと作り上げましたね!頭の中に思い浮かべたイメージを、そのまま形に表現できるのは、特別な才能だと思います。ピンクとブルーが弾けるような色合いで、実物を見たら、うわ~っと歓声をあげる事間違いなしです。輝きいっぱいの世界は、見る者の気持ちを明るくさせてくれますね♪
K君もデザインをじっくり考えてから、苔を植えました。
Kくん(4年)苔テラリウムの作り方を事前に練習していたので、最初から最後まで一人で黙々と制作していました。濃いブルーのビーズは、不思議な龍の泉を表現しているそうです。沢を斜めに通している所が面白い構成になっているのと、苔の使い方が上手だなと思います。下の方から覗いて見ると迫力があっていい感じです。龍のフィギュアを購入した時、これを使う人は、どんな人だろう?と思っていたので、意外な人が使っていて驚きでした。
帰宅して、私が昼寝をしている間に、K君がもう一作品こしらえていました(笑)
何か湧き出るものがあったのかな、、、。何だかとってもオシャレな作品ができていて、苔もモコモコたっぷり植えてあって、私より上手くなってるやん、、、。

苔テラリウムは、少しのメンテナンスで2年ほど長持ちするそうです。
ハロウィンやクリスマスなど季節ごとにちょっとした飾り加えてみても面白いかも。皆さん、また作りましょうね!

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