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【育成】「ズルい」を受け入れるというマインドについて。

成長したいバスケットボール選手にとって、マインドとは非常に重要なものだ。

心技体の3要素の一角が心、すなわちマインドであるわけだが、これは技体の2つと異なる特徴がある。

マインドが良い選手は、技体にも良い影響を及ぼすことができる。

マインドには努力する才能が含まれる。努力できるからこそご飯を食べて体は大きくなるし、努力できるからこそ技術が身につくのだ。

さて、今回はそんなマインドに関する、とあるお話だ。

身長の高い選手が、そのアドバンテージを活かしてオフェンスする。

大体の場合、やられた側はこう言う。

「ズルい。」

こう言いたくなる気持ちはわかる。

身長というのはスキルと違って後天的に獲得できるものではないし、遺伝的に身長が伸びる可能性が高くとも、子どもならばその時々では自分より先に成長した選手の方が大きいということも珍しくない。

(私も今では180cmを超えており、ズルいと言われる側になることが多いが、中学生の時は成長が遅かったためにゲームの強度についていけず、出場機会を獲得することも叶わなかった。)

「オレの方が努力していてスキルもあるのに、ただ身長が高いだけのあいつの方が評価されるのが納得いかない。」

こういう悩みを抱える子どもは世の中に無限にいることだろう。

これに対して「努力はいつか認められるよ」「スキルがあるのも羨ましいよ」などというその場限りの浅い励ましをすることには私は断固として異を唱えたい。「ただ身長が高い」というのは、高さが勝負の要所になるバスケにおいては半端なスキルとは比べられないほどの価値を発揮してしまう。また、バスケは努力した選手が勝つスポーツではなく、試合終了時に1点でも多く得点していたチームが勝つスポーツなのだ。

私はこの残酷な競技特性を踏まえつつ、次のように伝える。

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【感想】

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