【チェストパスは基本じゃない!】バスケットボールの"基本"の定義について考え直す。
バスケットボールの基本のパスとは何だろうか?
おそらく「チェストパス」を挙げる人が大半だと思う。
もちろん最近の指導者界隈の雰囲気としては「チェストパスはダメだよね」という風になってきているのは理解しているが、未経験者のお父さんコーチが子どもたちにまずパスを教えるとなったらチェストパスだと思う。
体育の教科書に書いてあるレベルで浸透しているのだから、世論はそうだと思っていいだろう。プロ指導者の感覚と世の中の感覚のズレはきちんと把握しておきたいところだ。
バスケットボールの基本のシュートとは何だろうか?
「(アンダーハンド)レイアップシュート」を挙げる人が大半だと思う。
スラムダンクの影響が大きいはずだ。庶民シュートを練習するバスケビギナーはきっと多い。
では、ここで一つの問いを投げかけたい。
「初心者が最も試合で相手に奪われるパスは何だろうか?」
そう、チェストパスだ。
もちろん、他のパスと比べて試行回数が違うということはわかる。
それでも、チェストパスを出しさえしなければ取られなかった場面が非常に多いことは確かだ。
「基本のパスをやった結果、相手に奪われた。」
レイアップシュートも同様だ。
ドフリーの場面を除けば、簡単にレイアップに行けることがまずレアであり、無理にレイアップに行った結果ブロックされたり、ターンオーバーと同じレベルの外し方をして速攻されたりする。
「基本のシュートを狙った結果、敗因になった。」
はて、こうなると基本をきちんと学ぶ価値すら疑わしく思えてくるものである。
まず、先に私の結論を言おう。
😉