
Photo by
yasuragino
コーチングにおける「自分にコントロールできるものに集中」の再考。自らのバイブルに刻むべきは?
「コントロールできないことはどうにもならないので、自分にコントロールできるものにどう対処するか集中する」という言葉がある。
この言葉が良い方向に当てはまるのは例えば次のようなケースだ。
「次の試合の対戦相手が大きいことは自分たちではどうすることもできない。何をしたところで相手の身長が変わることはないのだから。
だからこそ、その相手に打ち勝つためにはどういう工夫ができるのかを考え抜いて試合当日を迎えるべきだ。」
このように、基本的に「コントロールできるものに集中」という言葉は非生産的な思考態度を、生産的な思考態度に変えてくれる。
一方で、取り扱いが難しいと感じる場合も多い。
それは、「何がコントロールできて、何がコントロールできないのか」という線引きが案外難しいからだ。
「コントロールできるものに集中」という言葉が出てくる時、だいたいの場合で同時に「他人はコントロールできないが、自分の行動はコントロールできる」という言葉も出てくる。
この時点で既に違和感がある。
😉