【1on1を極める①】強力なアイソレーションの姿勢、およびワンハンドが必須な理由について。
バスケットボールにおいて、得点力のある個人がいることは、そのチームにとって非常に価値のあることだ。
得点を競うスポーツである以上、あらゆる個性の中で最も価値があると言ってもいい。リバウンダー、ディフェンダー、その他多くの個性にはもちろん重要性があるが、やはり必須な個性とは「得点できる」だ。
NBA優勝チームを見ても、やはり図抜けて得点力のある選手を擁している。レブロン、アンソニー・デイビス、レナード、デュラント、カリー、ノヴィツキー、コービーetc。
戦術とは、こういった強烈な得点力のある選手の活躍を最大化するものだ。
(例えば、より守備力の低い選手を攻められるようにスイッチさせたり)
戦術のために選手がいるのではなく、選手のために戦術があるのだ。
1on1ばかり追求することの是非はコーチ界隈ではよく話題となるが、ほとんどのチームにおいて1on1が必要かどうかで言えば必要と言えるだろうし、アイソレーションのできる選手がいるかいらないかで言えばいるだろう。
そんなわけで、今回は効果的なアイソレーション(1on1)の仕掛け方について解説していく。
持つべき考え方と、そこから逆算した結果として必要になるスキルの数々を紹介する。また、その過程でワンハンドの価値についても再確認することになるだろう。
守れないアイソレーションにするための思考
強いアイソレーションとはなんなのか。
オフェンス目線ではなく、ディフェンス目線で考えてみよう。
勝負事とはいついかなる時も「相手が嫌がること」をやっていくのが鉄則だ。
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