「恋は雨上がりのように」
恋は雨上がりのように を鑑賞
2018年公開 永井聡 監督作品
眉月じゅんによる同名漫画の実写映画である
正直、中高校生の恋愛を描いた漫画の実写化はどうしてもむず痒くなり、苦手だ
しかし最近偶然なのだがこの漫画の情報などを目にする機会が多く、
内容やキャスト的にもそんなに甘ったるくはないかなと思い、鑑賞を決めた
実際、甘い恋愛映画というよりは、爽やかに日常が描かれている
高校生の恋愛や青春を描くと特有のキラキラ感があると思うが、
やはり内容、キャストによるのかその点は控えめに感じた
主役の小松菜奈の透明感が凄い
題名にも「雨上がり」とあるように、雨のシーンが多いのだが雨の似合う女優さんだなと思う
走るシーンにも勢いと流れを感じ、見ていると気持ちがいい
もう1人の主演、大泉洋もさすがだなと思う
コミカルなのだが誠実感や現実味を帯びた45歳が実に自然に見えた
そして個人的に濱田マリの演技が味があったように思う
所々にコメディ要素を入れてくれるため、映画自体をライトにしてくれる
思わずふふ、と笑ってしまう言い回しや間がとても良かった
あまりファンタジーや現実には有り得ないだろ!という展開も少なく、素直に見ることができた
爽やかな青の印象が強い映画だったと思う
その人は、どしゃぶりの心に傘をくれた。
(※画像は公式Twitterより引用)