成瀬あかりのお仲間たち
数年ぶりに会う中学生になった甥っ子への手土産の本を選んだ時の話。
自分の息子にも誕生日のたびに何冊かの本を選び、これまでに20冊ほどは贈ってきたが、私が知っている限り本人が読んだのは2冊だけ。
夏目漱石や芥川龍之介やレイチェルカーソンなど、新潮文庫の100冊から選んだり、星を継ぐものや電気羊などの定番のSFだったり、哲学や経済学や地政学や建築学やアートや法律や気候などに関する年相応の推薦図書だったり、自己啓発っぽい論理的思考とかレポート作成術みたいな実用書だったり、その時そ