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#雑記

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2024年7月の記事一覧

ルックバックが刺さらない

ロックンロールは鳴り止まないみたいなタイトルになってしまった。予想はしていたことなのだけど、案の定ルックバックは、私にはさほど刺さらなかった。これに心を震わせるほどの経験も感性もないまま、ずいぶんと歳を重ねてきたわけだ。自分の薄っぺらい人生を思うと気が滅入る。そんなふうに感じるのは、本気で何かにチャレンジをする生き方への憧れであり、それが苦難な道であることを知っているからだろうか。 この映画は1時間に満たない上映時間で、しかも1,700円と普通よりも高い。でも、短いという物

㊗新紙幣の発行と旧紙幣への追憶

噂には聞いていたが、新しい紙幣が発行されましたね。 新渡戸稲造と夏目漱石とのお別れも惜しまれたが、やはり物心ついた時からずっと使い続けていた福沢諭吉とのお別れが寂しいです(すぐには居なくならないだろうけど)。「諭吉が飛ぶ」という表現が、広く共有されているように、福沢諭吉は1万円の価値あるもののアイコンとして、親しまれ、愛着を持たれていたように思います。 樋口一葉について。正直、5千円札の顔になるまで彼女の著書を読んだことがありませんでした。今でも「たけくらべ」しか読んだこ

㊗「百年の孤独」文庫版発売

ガルシア・マルケスの「百年の孤独」が文庫化され、カバーの美しさも相まってか売れ行きが好評のようだ。 しかし、私はこれを読んでもないし、買ってもないので、その内容を論じることが出来ない。買っていない理由は、単行本が自宅に積んであるからで、読んでいない理由は、すでに2度ほどチャレンジして、2度とも途中で挫折したからだ。とても悔しい。 私には「読むことは決まっているけど、それがいつなのかは決めかねている本」というのが結構沢山あり「百年の孤独」もそこに分類されている。さらにこの本