研究授業では代案を
以前の私は、研究授業ではひたすらメモをとりまくっていました。
教師の言葉やしたことに焦点を当て、ひたすらメモをとっていました。
どうやって授業したらよいのか、自分の中でそれこそが課題だったからだと思います。
しかし、それでは子どもの姿がなく、教師のエゴになってしまうことに気づいてからは、教師の言葉と子どもの姿をセットにしてメモを取るようになりました。
研究授業について、樋口・小谷(2022)は次のような視点で授業を見ることもできると示唆しています。
研究授業を参観している中で、「あれ?この活動はどうなのだろう」と思えば、代案を考えるのです。また児童の反応が悪いときには、それらを解消するためにはどうしたらよかったのかを考えます。
代案を組み合わせると、研究授業を参観しながら、自分の授業をつくることができます。
「代案を考える」ことで頭はフル回転することでしょう。
協議会においても、一方的な批判に陥ることもなく、建設的な協議会になるのではないでしょうか。
代案を述べることが全てではなく、実際の子どもの姿を語ることももちろん大切です。
参考文献
樋口万太郎・小谷宗(2022)「教壇に立つ20代のあなたに伝えたいこと」東洋館出版社