授業を考える難しさ
大学院ではひたすら理論に偏っていました、学校訪問はするものの、自分で実践していないためどうしても机上の空論になってしまいます。
それが悪いというわけではありませんが、「やってみたい」ばかりが増え、現場に戻ったとき理想と現実のギャップに苦しむのではないかと思い始めました。
そこで、5年生の算数「整数と小数」の授業案を考えてみました。
このような学習内容であり、教科書は適用問題のページを除くと6ページという構成になっています。
先ほども述べましたが「やってみたい」が多すぎて、頭の中が渋滞しています。
授業者の思いが強ければ強いほど、その授業はあまり上手くいかない印象があります。
自分のために授業をし、子どもの実態に応じて授業を変えることができないからです。
年度初めの授業ということもあり、あれもこれもと欲張っていますが、どんなことをねらっているか書き出してみます。
・算数って楽しいと少しでも感じてもらう
・全員参加できるように、スタートは誰でもできるものから
・「だったら」と発展的に考える素地を養う
・振り返りの視点を与え、学習を振り返ることができる
・teamsに自分の考えを投稿する
・友達と関わる良さを感じる
・本時の学習目標を達成する
ざっと書き出してこの量ですから、本当に欲張っていることがよく分かります。
1 復習
・色違いのマグネットを提示する(5個:赤 6個:青 7個:黄 2個:緑)
・どんな数を表しているか考える
・位取り記数表、式で表すとどうなるか考える
2 復習
・1で使用したマグネットに小数点を書き加える
・位取り記数表、式で表すとどうなるか考える
3 42.195を10倍、100倍、1000倍したらどうなるか考える
・10倍、100倍、1000倍すると小数点が動くことに気づくよう支援する
・他の小数でも同じなのか、10000倍するとどうなるか、発展的に考えようとする態度を価値づける
ざっと考えてこんな感じの流れですが、ここから大きく変わるかと思います。
参考文献
文部科学省(2018)「小学校学習指導要領解説算数編」日本文教出版
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