note小説 Yellow woman
本当はシナリオライターになりたかった。結局、別の仕事に就いたが、noteにエッセイや小説を書いて毎日投稿している。「まだ、やってるの?」と呆れられそうなので妻、優子には内緒だ。
「ねえ、今日こそテレビを買いにいこうよ。私は朝とか直ぐにニュースが見たいんだよね」
日曜日の昼下がり、スマフォでnoteのタイムラインを見る僕の背中に向かって言った。
「うーん、でもテレビないままで半年大丈夫だっし。スマフォで見ればよくない?」
「ヒロ君はよくても私は嫌。テレビで見たいの」