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小説

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どれも短いです。
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2021年3月の記事一覧

小説noteでお花見 桜

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。はずだった…

バジル
3年前
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小説noteでお花見 お花見

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。 「せめて…

バジル
3年前
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小説noteでお花見 桜の下で

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。指先に乗っ…

バジル
3年前
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小説 高校1年2組 教室で

時計の秒針の動く音が、胸に突き刺さるように響く。こんなに大きい音をさせるのに、何故皆は座…

バジル
3年前
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小説 中学1年3組 先生の正義

いつものように、手から手に投げられ空中で回される私の物。いつもと違うのはそれがジャージで…

バジル
3年前
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小説 ブラウスのボタン

「美優ちゃん、またブラウスのボタン取れかけていたわよ。縫い付けておいたから」 朝、パジャ…

バジル
3年前
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note小説 Yellow woman

本当はシナリオライターになりたかった。結局、別の仕事に就いたが、noteにエッセイや小説を書いて毎日投稿している。「まだ、やってるの?」と呆れられそうなので妻、優子には内緒だ。  「ねえ、今日こそテレビを買いにいこうよ。私は朝とか直ぐにニュースが見たいんだよね」 日曜日の昼下がり、スマフォでnoteのタイムラインを見る僕の背中に向かって言った。 「うーん、でもテレビないままで半年大丈夫だっし。スマフォで見ればよくない?」 「ヒロ君はよくても私は嫌。テレビで見たいの」