大物選手には見合った花道を
お断り
今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。
田中将大が楽天退団し、巨人移籍
巨人が楽天を自由契約になった田中将大投手を獲得するそうです。日米通算197勝ということで200勝まで、後3勝での楽天を退団した田中投手。金銭的なこともそうですが、自分の現役最後のステージを過ごすには相応しくない何かがあったのかもしれません。巨人は背番号18を用意して、引退の場面まで考えたうえで入団交渉をしたのだと思います。巨人阿部監督の「菅野が抜けた後の若手へ経験を教えてくれる投手」という言葉物語る通り、日米や日本代表としても豊富な経験がある田中投手の存在を活かした起用ということが、大物へのステージを用意した巨人の凄さだと思います。巨人は過去に金田投手を移籍後400勝を達成させて引退の花道を作りました。逆に移籍選手では3000本安打手前で張本選手をロッテに移籍させたこともあります。巨人は大物選手に見合った引退の場面を与えることができるかどうかを考えることができる球団の1つではあるでしょう。巨人は清原にはそういう場面が作れなかったのか、戦力外通告をした苦い経験もあります。田中投手にはいい終わりを作ってあげて欲しいです。
DeNAが親会社になってからのベイスターズは変わった
ベイスターズと言えば、生え抜きの2000本安打選手である松原氏が、引退を希望したのに巨人にトレードに出して引退試合ができないという過去があります。やはり生え抜きの2000本安打選手、石井琢朗氏については戦力外にすると、本人が自費で横浜スタジアムを借りて、サヨナライベントをするということもありました。しかし、DeNAになって2012年10月の横浜スタジアムでの広島最終戦で石井琢朗引退セレモニーが行われました。レジェンド選手をきちんとしようという姿勢が見えるようになりました。戦力外通告後、他球団移籍を検討した中村紀洋氏に引退セレモニーができなかったことは、球団としても痛恨の極みかもしれません。ラミレス氏はBCリーグ群馬で引退表明後に、ハマスタで引退セレモニーをしています。横浜高校出身の松坂投手の引退セレモニーもやるなど、レジェンド選手をリスペクトしているDeNAの球団姿勢がみられます。やはり、大物選手にきちんと引退の花道を用意できる球団でなければ、球界を引っ張ることはできないと思います。