2024年ベイスターズ公式戦振り返り
お断り
今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。
3年連続Aクラス勝率5割以上
2024年ベイスターズ公式瀬は71勝69敗3分で勝率.507でした。防御率3.07はセ・リーグ5位、打率.256セ・リーグ1位、ホームラン101本2位、盗塁69セ・リーグ1位、失策96セ・リーグ1位です。犠打数85は6位。三振は922で6位。併殺打114で5位。犠打数が106から85に減っていますが、2023年は企画数トップで成功率12球団唯一の7割台という低さだったので、減っても仕方がないと思います。盗塁が33から倍増していることを考えれば、走塁面での成長はあったかなと思います。3年連続Aクラスは1969~71年の別当薫監督、1998年~2000年の権藤博監督に次ぐ3人目です。
酷暑に屋外球場88%
ベイスターズは7月26日~8月31日までの公式戦のうちナゴヤドームの4試合を除いた88%の試合を屋外で行う日程でした。しかも8月30,31日は台風でナゴヤドームの試合が中止。オールスター明けから8月2日にかけての9連敗は、酷暑の影響といえばそうかもしれませんが、日程上わかっていたことですから、来季に向けて対策は必要だと思います。最大の対策は選手層を厚くして、頻繁に一軍、二軍を入れ替えることでしょう。
故障者も多かった
2023年は故障者も多く、ベンチの試合運営は厳しいものでした。そのためにも選手層を厚くする必要を感じました。
・石田健大 左肩の肉離れ
・徳山壮磨 腰椎椎間板ヘルニア 内視鏡下腰椎椎間板摘出術
・大貫晋一 背中の違和感
・入江大生 上半身コンディション不良 右肩のクリーニング手術
・橋本達弥 右肩の神経剥離術
・森下瑠大 左肘クリーニング手術
・深沢鳳介 右肘内側側副靭帯再建術
・J.B.ウェンデルケン 右胸鎖関節の炎症
・平良拳太郎 腰椎椎間板のヘルニア
・ローワン・ウィック 右脇腹の肉離れ
・中川虎大 右肘クリーニング手術
・松尾汐恩 右手首を負傷
・武田陸玖 左肘の炎症 右肩手術「右肩烏口突起移行術」
・山本祐大 右尺骨骨折 右尺骨観血的整復固定術
クリーニング手術をした投手は、軽い症状のうちに手を打ったという感じがします。2024年の手術選手は8名です。
最下位になった2021年も早々に手術した選手が多かったです。
2021年手術選手
平良 拳太郎 投手 右肘内側側副靭帯再建 06/07 田中 俊太 内野手 左母指基節骨骨折ピンニング手術 06/29 齋藤 俊介 投手 右肘クリーニング手術 08/02 飯塚 悟史 投手 右肘クリーニング手術 08/02 髙田 琢登 投手 左肩クリーニング手術 08/02 入江 大生 投手 右肘クリーニング手術 08/16
阪口 皓亮 投手 右肘クリーニング手術 09/09
嶺井 博希 捕手 右肘クリーニング手術 09/27
伊藤 光 捕手 右肩クリーニング手術 10/11
蝦名 達夫 外野手 右足関節 クリーニング手術 10/11 関根 大気 外野手 右肩 烏口突起移行術 11/1 平田 真吾 投手 右肘クリーニング手術 11/4
選手層を厚くするには育成枠を多く獲得し、支配下と柔軟な入れ替えを行うことが重要
これからのドラフトでは1年目から一軍が視野に入らない高卒選手等については、支配下で指名せず育成指名して、支配下ドラフトでは1年目から一軍が視野に入る選手だけを指名することが重要でしょう。また怪我も含め、来季一軍で試合に出る目途がない選手は支配下選手でも育成契約を視野に入れた方がいいでしょう。投手が150km/h以上のスピードで投げ、それを打つために最速スイングが求められる現代野球で怪我は避けられません。そこに酷暑もあります。その意味では選手層を厚くする編成が求められます。レギュラー固定よりも多くの選手で1年を乗り切るチームの方が強いです。