ベイスターズ高卒野手 田内
お断り
今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。
近年高卒野手が活躍できていないベイスターズ
ベイスターズは高卒野手が活躍した歴史があります。古くは初の2000本安打松原誠さん。高卒野手での2000本安打達成では谷繁元信さん、石井琢朗さん、内川聖一さんと3人います。他にも首位打者獲得の鈴木尚典さん、盗塁王3回獲得の屋鋪要さんとレジェンドメンバーです。近年で最も活躍したと言えるのは本塁打王、打点王獲得の筒香選手、盗塁王獲得の梶谷隆幸さん、日本シリーズMVPの桑原選手といったところです。2012年以降DeNA体制でのドラフト指名選手では活躍した高卒野手は関根選手ぐらいでしょう。2012年以降でベイスターズに支配下指名で入団した高卒野手は関根大気、百瀬大騎、青柳昴樹、松尾大河、勝又温史、益子京右、森敬斗、田部隼人、小深田大地、粟飯原龍之介、松尾汐恩、武田陸玖、田内真翔の13名となります。このうち5名は既に退団しています。DeNAが親会社になってからのドラフト指名で13名しか高卒野手を指名していないので、高卒野手の活躍が少ないのも無理はありません。
小深田退団、粟飯原育成契約の衝撃
高卒野手でも森敬斗がようやくレギュラーを掴みかけて、松尾も類まれなる打撃で将来のレギュラーが見えつつある中で、評判のスラッガーだった小深田が4年で退団したことはびっくりしました。また長打力が魅力の二遊間選手だった粟飯原も育成契約に切り替わっています。高卒野手だから5年~10年は育成期間であるという牧歌的な球団ではなくなっていることがわかります。
田内は支配下で生き残れるか?
ベイスターズというチームが競争が激しい常勝チームを目指すという中で、
支配下唯一の高卒指名である田内真翔内野手が生き残っていけるのか?という視点で応援していきたいと思います。DOCKでの自主トレで高卒とは思えないハイスピードスイングの動画が拡散されて話題になっている田内。おかやま山陽高校時代は甲子園で打率.316とシュアな打撃を見せていました。ショートとしての守備も堅実で、順調に育てば森敬斗と遊撃手争いする人材になりそうです。田内は2年目までが勝負でしょう。2年目終わったところで一軍が視野に入る選手になっていなければ生き残れないかもしれません。激しい競争の中で、骨太な内野手として田内が育つことを期待します。