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ベイスターズ25年展望 対阪神


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

阪神への苦手意識は薄れつつある

ベイスターズの阪神に対する苦手意識は2024年薄れつつあったように思います。しかし公式戦での現実は11勝13敗と負け越しています。2022年は16勝9敗と大きく勝ち越していますし、23年も12勝13敗です。阪神に対しては2014年から21年まで8年連続で負け越しています。クライマックスシリーズでは19年、22年ファーストステージで敗退しています。24年のクライマックスシリーズでは阪神を破りましたので、少しずつ阪神に対してベイスターズは苦手意識を持たなくなっている感じがします。

近本、中野の1,2番が機能しなくなってきた

近年の阪神との対戦では、初回から近本、中野の1,2番コンビで無死もしくは一死でスコアリングポジションにランナーがいる状態でクリーンナップを迎えていました。ここで勝負強い大山にタイムリー打たれて先制された試合を何度も見てきました。2024年に関しては中野の振りが鈍くなり打率.232となっています。盗塁も6と減っています。岡田前監督時代に中野が二塁にコンバートされて打率.285出塁率.349まで上げてきたときは脅威でしかありませんでした。中野の代わりに遊撃手に入った木浪は長打力がなく、振りも速くないので四球を選んで出塁率を上げるタイプです。大山がFA残留して、勝負強い森下がいるクリーンナップですが、近本、中野を抑え込めれば先制されずに済みます。四球を選ぶために阪神の各打者は待ち球をしたり、追い込まれてからはファールで粘ります。もし25年も待ち球傾向が強いのであれば、ベイスターズ投手陣は初球からどんどんストライクゾーンに投げ込むべきでしょう。ただし、監督が藤川監督に代わっているのでファーストストライクを必ず振る野球に変わっている可能性があるので要注意です。

苦手青柳がMLB移籍で打者は与しやすくなる

2024年は不調でしたが、ベイスターズは阪神の青柳を苦手にしていました。青柳がMLBに移籍することで心配事が一つ減ります。阪神の投手陣は全体的に良いのですが、圧倒的力量で抑えるタイプの投手ではなく、丁寧な配球で打者を牛耳るタイプが多いです。エース格になった才木攻略は難しいものがありますが、才木先発の試合ではベイスターズ投手陣もロースコアで耐えて、投手交代を待って仕掛けるという攻略方法がよいと思います。リリーフ陣も全く隙のないタイプはいないので、データをインプットして狙い球を決めて対策していけば得点の糸口はあると思います。

24年オフ阪神の補強

このオフ阪神はネルソン投手とデュプランティエ投手、ヘルナンデス内野手を獲得しています。ネルソンはリリーフ投手、デュプランティエは先発投手で、ヘルナンデスはメキシカンリーグで22本塁打の長打力が魅力の内野手です。ドラフトでは左腕の伊原投手を獲得しています。リリーフならば即一軍で活躍できそうです。ドラフト3位の木下も球威があるので登板機会が多そうです。現役ドラフトで巨人から畠投手が入団したことで投手陣の厚みが増します。青柳投手退団の穴は完全に埋まるでしょう。

25年阪神対策

ベイスターズが阪神に勝ち越すためには、近本、中野を出塁させないということ。そしてチャンスに強い大山、森下の前にランナーを溜めないということが大事です。阪神の各打者に圧倒的な長打力はないので、ストライクゾーンをどんどん攻めることが投手陣には求められます。安定した投手力を誇る阪神ですが、年齢が高くなり球威が明らかに衰えている投手も散見するので、名前負けしない打撃をして欲しいです。こちらも圧倒的球威で抑え込めるのは才木ぐらいなので、1,2球目にストライクを取りにくるボールがきたら、すかさず打ちに行くことが大事でしょう。巨人同様、阪神に負け越して優勝はないので結果を出して欲しいです。

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