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阪神日本一へ王手、勝つ育成とは?


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

8回の裏の阪神の猛攻、打点をあげることに躊躇しない阪神打線

阪神は7回までオリックス先発田嶋に0点に抑えられていました。0-2のビハインドから8回裏に投手が代わると5安打1四球で6点取りました。阪神の打線はポイントを前にして叩いてゴロを打つなどわざと負ける野球をしません。きちんと引き付けて強い打球を打ちます。なので打点をあげることを躊躇しない打線になっています。フライよりゴロが偉いみたいな野球通ぶったファンの考える野球では勝てないことを阪神打線は知っています。強い打球がオリックス投手陣を粉砕しました。

オリックスと阪神の育成の特徴

オリックスは何と言っても高卒1年目でも力があれば一軍で起用します。阪神も割とそういうところがあり、西純矢なども2年目からはバンバン登板していました。力のある選手はすぐ使う、2軍から上がってきた選手は必ず使うということを極めてしっかりと考えていると思われます。野球選手は試合に出ないとうまくならないということをオリックスや阪神は良く知っているともいえます。酷使になるから練習しない、試合に出ないというのはスポーツに全く理解のない人の意見で、試合は選手たちに楽しさと同時にスキルを教えてくれます。オリックスと阪神にはそういった育成の指針が見えます。

二軍首脳と一軍首脳の意思の疎通が重要

阪神岡田監督もオリックス中嶋監督も二軍監督経験者ということで二軍からの推薦選手をきちんと戦力としています。ベイスターズ三浦監督も二軍監督経験者ですが、どうも二軍首脳との意思の疎通がうまく行ってなかった感じがします。

一般常識のある野球をしている阪神

現在、地球には重力があることはほとんどの国で常識です。しかし叩きつけてゴロを打つということは、地面方向に重力が作用して落ちていく投手の球を後追いするだけの、前を走っている人を追い付かないのに押すということぐらい意味の薄い打撃です。強い打球を打ちたいなら投球に対して下から遠心力で作用させてアッパーブロー気味に打つのが一番です。打ち損じればフライになってしまうかもしれませんが、「またフライ打ちやがって」なんて通ぶって言うファンは地球に重力があることを知らない人です。結果としてフライになってもいいので、強い打球を打てば阪神のように集中打が可能です。ベイスターズでもこういった一般常識のある野球をして欲しいです。

阪神に四球が多いのはファールを打てるから

阪神は岡田監督になって四球が増えました。四球を増やすために小学校低学年の学童野球だと「待ち球」と言って、相手投手がストライクをほとんど投げてこないので2ストライクまで見逃すなどの姑息な手段を取るチームもあります。プロは「待ち球」していると大体はすぐバレて、ストライク先行されてアウトになるケースが多いです。阪神は中野が特にすごいのですが、積極的にファーストストライクを打ちに行きながらも、追い込まれるとファールで粘るのです。球数が増えて、打たれたくないとなるとボールゾーンで誘ってくるのですが、阪神の打者はそういう球を見逃します。ファールを打つ技術が高くなったことで阪神は四球で出塁を増やしているのです。ベイスターズも見習って欲しいです。

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