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ベイスターズ25年展望 対巨人


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

補強含めて戦力セ・リーグNo.1巨人

2024年リーグ優勝の巨人。ベイスターズは巨人に対して8勝16敗と大きく負け越しています。対戦防御率3.21打率.209与四球94で巨人投手陣の与四球61を30以上上回っています。その巨人は中日から絶対的クローザーのライデル・マルティネスを獲得しました。FAではソフトバンクの正捕手・甲斐を獲得しました。また楽天のエース田中将大を獲得しました。エースの菅野が海外FAでオリオールズに移籍しましたが、現役ドラフトでは日本ハムからエース候補の田中英斗を獲得し、両田中で菅野の穴を埋める算段です。外国人選手ではエンゼルスで大谷翔平のチームメイトだったキャベッジも加わり、戦力の底上げができています。また高卒3年目の浅野が成長著しく、勝負強い打撃でレギュラーをものにしそうです。24年シーズン途中に加入したヘルナンデスも怪我で短期間の活躍でしたが、長打力を見せつけました。先発は戸郷、田中将大、山崎伊織、井上、グリフィン、堀田、赤星、西舘、横川と激しい競争です。リリーフは新人王の船迫はじめ、ケラー、高梨、平内、泉、中川、大勢にマルティネスが加わり、早い回で勝ち越せないと点が取れないようなリリーフ陣です。

穴がないチーム

巨人はこのポジションに選手がいないという穴がありません。CSでベイスターズが勝てた理由の大きなものとして、公式戦143試合二塁手としてレギュラー出場して、154安打の吉川尚輝がCSをケガで欠場したことが挙げられます。各ポジション高いレベルで選手が揃っているものの、そういった選手が欠場した時にチームに綻びが出ることを感じました。坂本が遊撃手から三塁手にコンバートされたことで、23年新人で遊撃手のポジションを掴んだ門脇が不調だった時は、泉口がその穴を埋めました。基本的に各ポジションに穴を埋める選手はいるものの、吉川のような突出した選手がいるポジションだとスケール感が落ちてしまうという感じです。90年の球団の歴史で1度しか最下位がないというチームらしい選手層の厚さです。

高卒選手を長い目で見ないことが成功の秘訣

高卒選手は育成に5年はかかるとか言う人もいますが、巨人は3年目に出てこなければ育成落ちか、退団です。それぐらい短いスパンで育成するから選手にもコーチにも緊張感が出てきます。トミージョン手術した堀田でさえ、入団3年目には一軍のマウンドに立っています。育成に時間を掛けないことで選手層が厚くなるということは確かでしょう。

ベイスターズが巨人を倒すには?

山崎伊織、井上という投手を苦手にしたベイスターズ。以前は戸郷に手も足も出ませんでしたが、24年は攻略できています。巨人戦はロースコアな展開になることが多いため、長打で勝つということが難しいです。足が使える選手を投入して、盗塁を仕掛けながら相手を揺さぶるなどの戦法が有効かもしれません。特に甲斐捕手は「甲斐キヤノン」の名前で知られるだけに盗塁を阻止したい気持ちが強いはずです。そのため、盗塁を仕掛ける素振りで揺さぶる作戦が有効となりそうです。山崎伊織の配球であるように体ギリギリに投げるシュートの後、腰が引けた打者に対して外角のストライクを投げて討ち取るスタイルにも対策が必要です。バッターボックスギリギリに立ち内角の際どいコースに投げさせない等、苦手克服の作戦をして欲しいです。

巨人と対等以上に戦えないと優勝はない

巨人に勝ち越せないと優勝できないつもりで、巨人戦に対しては対策して欲しいと思います。マルティネスの獲得でリリーフ陣の層が厚くなっているだけに、早めにリードする野球をして欲しいです。



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