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史上初甲子園決勝大阪対決の投手が揃った


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

2017年春の選抜高校野球大会決勝の優勝投手と準優勝投手

2017年春の選抜高校野球大会の決勝は大阪勢同士の対決。同一都道府県対決は1972年春の選抜高校野球の東京都同士の対決・日大桜丘対日大三高以来の履正社対大阪桐蔭でした。大阪桐蔭のエースは徳山、履正社のエースは竹田と25年からベイスターズに揃う投手でした。4本の本塁打攻勢で8-3と履正社に勝利した大阪桐蔭が5年ぶり2度目の優勝に輝きました。この時の大阪桐蔭のメンバーはロッテドラフト1位の藤原、巨人の横川、泉口、日本ハムの柿木、中日の根尾、ベイスターズの徳山というすごいメンバーです。履正社もロッテドラフト1位の安田、阪神の井上広大、ベイスターズ竹田が揃っていました。ロッテはこの決勝で大阪桐蔭と履正社の主力打者だった安田と藤原をドラフト1位で獲得しています。(1学年違い)そして、ベイスターズは両校のエースである徳山と竹田を獲得しました。

イップスから立ち直った徳山

大阪桐蔭、早大のエースとして世代No1右腕と言われた徳山が、大学4年から調子を落とし、21年ベイスターズがドラフト2位で指名した際には罵詈雑言をぶつける心無いファンもいました。そういったハマスタにも足を運ばないファンとは言えない輩のせいもあって、徳山はプロ入り後イップスになってしまいました。しかし、入団3年目の24年前半戦は29試合に登板して、ベイスターズのブルペンを支えました。好事魔多しで7月に疲労のため二軍で調整すると腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。手術に踏み切り、25年は改めて徳山がブルペンを支える決意をしています。ドラフト1位の竹田とは高校時代からライバルで、大学も明大のエースだった竹田と早大のエース徳山とでライバル関係でした。大学時代は同じ美容院を利用していて、徳山と竹田は親友の関係でもあります。徳山はそんな親友竹田との一軍リレーを夢として実現したいと言っています。

遅れてきたエース竹田

竹田のドラフト1位指名にドラフト本や識者は批判的でした。高校時代から世代のトップを走ってきた投手の一人である竹田については、高校、大学、社会人で多くのスカウトやドラフト識者がチェックしてきています。名門チームでエースを張ってきた竹田ではありますが、見尽くした中でドラフト上位の器ではないと判断したのでしょう。ベイスターズはトラックマン等の解析機器で選手のデータを集めて判断しています。アメリカでは、こういったデータが重視されすぎるために、試合の勝ち負けと違う部分で選手の評価が決まってしまうと危惧する人もいます。大学4年、社会人2年目でドラフトにかかるチャンスを逃して、悔しい思いをしてきた竹田は強い思いでプロでの成功への努力をするでしょう。ストライクゾーンへの意識が強く、狙ったところへ投げる能力が高いと言われる竹田に期待は高まります。

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