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仮想大勢、ライデルを打ち込む


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

アイピッチで他球団の投手の球筋を事前練習

ベイスターズが昨年秋に購入したのがアイピッチという最新式打撃練習機械です。データを基に投手の球筋を最大160キロ近くまで再現できる高性能打撃マシン、「アイ・ピッチ(i Pitch)」は大勢(巨人)、高橋(中日)、大瀬良(広島)らの球筋、変化球さえ再現できます。しかし硬式ボールでライデルの球を練習すると打者の体へ衝撃や負担が掛かります。そこで、打者への負担が少ないテーターボールで練習することで、きっちり打てるまで打ち込みできるというメリットがあります。テーターボールとは、手にストレスを感じることなく硬式球同様の感覚を得ることができる(その打音を“ポップ音”と表現する)特殊ボールです。2月中に160キロ近くの球速で目慣らし、、東妻純平、森敬斗、度会隆輝、松尾汐恩らが積極的にマシンと向き合っています。

打線は上向いている

現在のベイスターズ打線は度会、井上、森敬斗、東妻、松尾と一軍の一流投手のボールと類似した打撃練習ができているお陰で非常に振れています。オープン戦も終盤に近付くとチーム打撃としてコンパクトに打球方向を決めて打撃することもあるでしょう。また、バントなどもしなくてはいけない場面もあるでしょう。ただ現状は、きっちりと振り切る打撃で結果を出していきたい時期ではあるので、打線の全体的レベルアップのためにガンガン振って欲しいです。また、今シーズンは苦手投手対策がアイ・ピッチでできるため、シーズンを通してずっと苦手な投手というのを作らなくて済みそうです。

加藤響の意識の高いスイング

ルーキーの加藤響はスイング軌道と相手投手の投球の回転を利用して、野手の間を抜くドライブを掛けるとか、内野手の手前で軌道が変わるライナー系の打球で外野フェンスまで抜ける打球を打つなどの確認をしながら休日の打撃練習をしていたようです。18日の巨人との練習試合では5回赤星の投球に対して、ボールの上にバットが入り早めにゴロになってしまったため巨人のショート門脇に追い付かれてアウトになってしまいました。門脇のような守備範囲が広いショートに対しては速い打球で回転数の多いライナーを打たない限りアウトになると反省していました。風の影響を受けやすいハマスタでは、低い弾道ならば風の影響関係なくフィールド内で長打を打てるとか、高い打球で風を使ってスタンドインするということがあります。高校時代からハマスタでプレーしている加藤はどういうスイング軌道で、どういうインパクトをすべきかということを確認しながら練習する意識の高い打者です。ベイスターズ内にいい影響をもたらしてくれそうです。

走塁改革と得点力向上

走塁革命で足が遅い選手は遅いなりに先の塁を目指す走塁が練習試合では目立っています。先の塁を奪えるのか?奪えないのか?野手のシフトのどこを見て判断するのか?判断力を養う練習が繰り返されています。強い打球を打てる打撃と走塁改革で得点力UPはできるはずですが、チャンスでうまい具合に得点できない歴史をベイスターズは繰り返してきました。スコアリングポジションでの走塁と打撃を磨いていくことが大事になります。強い打球で野手の間を抜くことができるか?そして走者は打球が抜けるか、抜けないかを判断してスタートできるか?ベイスターズの攻撃は新しい次元に入って来ると思われます。


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