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平良拳太郎復活へ ベイスターズ
お断り
今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。
K/BB 11.00の制球力抜群の平良
ベイスターズ平良拳太郎はケガで泣かされている投手です。24年は開幕2戦目に勝ち投手となり幸先のいいスタートでした。しかし4月には右肩の違和感で調整に入ります。リハビリを経て6月に二軍で復活。7月4日はヤクルト戦で9回7安打5奪三振無四球でプロ入り初完封勝利をあげました。しかし次の登板前に腰の違和感を訴え、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、その後の登板はありません。24年は4試合で2勝ですが、制球力の良さを示す指標であるK/BB率が11.00と驚異的な数字です。奪三振と与四球の比率でパークファクターや守備に影響を受けない投手の指標として用いられます。K-BB%はいかに打者を圧倒しているかを示す指標で3.50を超える投手が優秀な投手と言われます。11.00はその意味では驚異的です。平良は2019年にも3.24、2020年は3.82、2023年は4.69という数値です。怪我さえなければ圧倒的な成績を残せるはずの投手ですが、2021年にTJ手術を受けた後は2023年の11試合登板が最多登板でした。
シーズン後半にでも出てきてくれればチームは活気づく
ベイスターズで同じ腰椎椎間板ヘルニアを患った徳山は手術をしましたが、平良は手術をせずにリハビリをしています。よい状態で登板できれば数値が示すように極めていい投手です。しかし、常にケガが付きまとい年間5勝がこれまでの最高という状態です。フルシーズン先発ローテに入るのは難しいと思いますが、先発投手陣が苦しい時に平良がマウンドに立てれば、ベイスターズが大きく崩れることはなくなります。変則日程になる交流戦近辺や故障者や体調不良者が出てくる7月後半~9月にかけて、10月の最後の追い込みといった場面で、圧倒的な数値を誇る平良がいてくれたらベイスターズは優勝に近づけると思います。